よい子はマネしちゃいけない | 沼津港深海水族館・シーラカンスミュージアム公式ブログ

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このページでは、沼津港深海水族館の飼育員が水族館で会える生物たちの飼育状況や、日々のちょっとした発見などを随時お届けしていきます。
随時更新していきますので、是非ご覧ください。

今日の沼津はよいお天気。

 

 

緊急事態宣言が明けた沼津から

こんにちはナメタケです。

 

 

 

先日ワクチンを接種してきたのですが、

腕が少し上がりにくい程度ですんだナメタケ。

 

 

 

ワクチンにも毒にも弱い

まゆげ先輩に度々羨ましがられます。

 

 

 

 

そんな毒に強い自負がある私は…

 

ゴンズイの掃除行動を体験する

という、危険な行動をしてみました。

 

ゴンズイといえば

背鰭と胸鰭に強力な毒を持ち、

釣りをするときに要注意とうたわれる魚。

 

掃除行動といえば

体表にいる寄生虫などを取り除いてくれる生き物の、

まるで掃除しているかのように見える行動のこと。

 

 

先日生態の図鑑を見ていると、

ゴンズイが掃除行動をすると書いてあるじゃないですか。

 

 

やたら掃除のときに寄ってくるな~と

思っていましたが、なるほど。

 

 

 

 

試してみよう。

 

 

 

 

ということで

素手で水槽に腕をin!

早速、いい勢いで腕に向かってきます。

 

 

 

こしょこしょとこそばゆい感覚です。

 

 

 

しばらく腕にまとわりついていましたが、

食べられるものはなさそうだと

去っていきました。

 

 

腕は無事でした。

 

 

ホンソメワケベラなど、掃除行動をする魚はあれど、

毒を持つ生き物が掃除行動をするのは珍しいそう。

 

 

よい子…も悪い子も、決して真似をしないでください。

 

 

 

ナメタケきのこ