最も深い場所に暮らすさかな | 沼津港深海水族館・シーラカンスミュージアム公式ブログ

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このページでは、沼津港深海水族館の飼育員が水族館で会える生物たちの飼育状況や、日々のちょっとした発見などを随時お届けしていきます。
随時更新していきますので、是非ご覧ください。

皆様こんにちは!

 

 

早速ですが、本日のテーマは

「水深」ですグラサン

 

 

世界で最も深い水深を記録しているのは

マリアナ海溝のチャレンジャー海淵です。

 

諸説ありますが、、

その最深部は10,912mです。

 

 

そして、海洋生物好きなら一度は

調べたことがあるんじゃないでしょうか。

 

「世界一深い場所に生息している魚ってなに?」

 

という疑問。

 

 

 

現時点では8,370m付近から捕獲された

ヨミノアシロという魚が世界記録を持っています。

(特別展エリアでイラスト展示中です)

 

 

この記録は何十年も破られていない記録なのですが、、

 

 

どうもその信憑性が低いそうです。

 

 

理由としては、

①網の引き上げ途中に捕獲された可能性

②現場証拠写真の欠如

③生息水深限界を超えている

 

などが挙げられるのですが、

 

 

 

ここで注目したいのは生息水深限界です。

 

これは、高水圧によってタンパク質が

機能しなくなるなどの理由から8200m前後

物理的に魚たちの暮らしていける限界の

水深なのではないかという説です。

 

 

 

これを200m近く超えているんですから

疑われても仕方ありません。

 

 

ちなみにシンカイクサウオという魚が

8200m付近での生息が確認されていますびっくり

 

 

 

真偽のほどは定かではありませんが

人間の定説を覆すのも自然界の

面白さだと思っているので

是非この記録を証明して欲しいなあと

個人的には思っています。走る人

 

 

 

深海のひとつのロマンですね。

 

 

 

しまんちゅ