すぐれない天気に、結露との闘いがじわじわと。
こんにちは、湿気はちょっと苦手なナメタケです。
改装後、2階のメガマウスザメの近くに場所を
引っ越している透明骨格標本。
骨の構造を観察するための標本で、
様々な薬品を使って生物の肉の部分を透明に…
そして硬い骨は赤く、軟らかい骨は青く染めています。
こちらはザラガレイの標本で、背骨が硬く、背骨から外側の骨が
軟らかい構造をしているのがよく分かります。
対して、青一色に染まっているのがこちら。
シビレエイの標本です。
硬い骨が見当たりませんね!
エイやサメなどの軟骨魚類は魚類の中でも
軟らかい骨を軟らかい骨をもつため、
このような染まり方になります。
そして実は、体の構造というか
骨以外にも分かることが…
先ほどのザラガレイを見てみましょう。
この部分に注目すると…。
なんと!魚が入っています。
肉の部分が透明になっているので、
胃の中が丸見えなのです…。
それにしても、大きなひとくちですね。
よくこの口と胃に収まっているなと
感心してしまいます…。
ご来館の際はザラガレイ…
是非観察してみてください。
ナメタケ