ケヤリムシの素晴らしさ 続編 | 沼津港深海水族館・シーラカンスミュージアム公式ブログ

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このページでは、沼津港深海水族館の飼育員が水族館で会える生物たちの飼育状況や、日々のちょっとした発見などを随時お届けしていきます。
随時更新していきますので、是非ご覧ください。

みなさん、コンニチハ。

 

今日のブログでは以前、

私まゆげが紹介した
ケヤリムシの巣穴について

もう少しご紹介したいと思います。

 

 

今回、展示を行うにあたって

巣穴(矢印部分)について

色々と調べてみました。

 

 

こちらは、ケヤリムシが出てしまい

抜け殻になった巣です。

 

指で濾してみると…

本当に泥でした。

 

 

また、元々入っていた巣穴ではなく、

水槽内の砂を使って、

ケヤリムシに新しい巣穴を

作ることにも挑戦してもらいました。

 

しかし、なかなか思うように作ってもらえず…

実験に実験を重ね、

やっと完成した巣穴がこちらです。

 

とっても綺麗ですよね。

砂を自分の粘液を使ってかため、

こんなに立派な巣穴を作ってくれました。

 

 

 

 

この巣穴は本当に素晴らしく、

ケヤリムシ自身の体に接する内側の面が

とてもなめらかで

つるつるしているのです。

 

外側 砂がむき出しの状態です

 

 

内側 砂は直接体には触れません

 

柔らかい体を傷つけないための

工夫がたくさんつまっています。

 

 

砂を取り除いてみると

薄い膜になっているのが分かります。

 

実は、実際の展示でも

カラフルな砂を使って巣穴を作った

ケヤリムシをご覧頂けます。

 

 

ケヤリムシの巣穴について

知って頂いた上で展示を見て頂ければ

もっと楽しんで頂けるハズ!

 

 

ちょっと地味ですが…

ぜひぜひ注目してみてくださいね。

 

 

カエル まゆげ カエル