みなさん、こんにちは。
今日はひっそりと暮らす…
な深海生物をご紹介します。
こちらです。
クマサカガイと申します。
ん?何か他の貝と様子が違うと思いますが、
クマサカガイは自分の殻の表面に、
貝や石をくっつける習性を持つ貝なんです。
どうして貝を付けるのか?
理由は諸説あるようですが…
・貝殻を頑丈にするため
・泥に沈みこまないようにするため
・カムフラージュ
などと考えられているようです
さらに面白いのが、
貝によってくっつけるものの種類が全然違います。
貝ばかりを付けるものや、
小石ばかりつけるもの、
ミックスタイプなど様々です。
ちなみに貝を付けるクマサカガイのことを
貝類学者。
小石ばかり集めているものは
地質学者って呼ぶらしいです。
スタッフ間では、入ってきたクマサカガイを見て、
「おっこれは貝類学者だね。」
と盛り上がることがあります。
みなさんも良かったら使ってください
そして貝ばかり付けているものを
よく見てみると…
全部、裏側を上にして
くっ付けています。
今まで見た貝は2枚貝は
全て裏かえしにつけていました。
これはタコなどの捕食者にエサだと
間違われないようにしているのでは?
と考えられています。
もう、本当に関心しちゃいますね。
そして忘れちゃいけないのが、
意外にもカワイイッ!?
つぶらな瞳が愛らしいです。
現在はアカグツの水槽で
ひっそりと暮らしています。
※生物の状態により
展示を行っていない場合もございます。
あまり動かないですが、
みなさんご注目です!
クマサカガイぜひ
覚えてくださいねっ♪
山口