だけどなんで?
新年1本目はジェイソン・ステイサム主演の無敵過ぎるエージェントもの。FBIだろうとSWATだろうと何人いようとまるで関係なく、ほぼ丸腰。ラスボスにちょっとやられた以外はノーダメージ。気持ちいいし痛快だけど、絶対にやられない安心感のあるアクションものってどうなんやろ。
物語的には黒幕を暗示するからなんだろうけど、どうして政府管轄外のエージェントのコードが「養蜂家」なんや?個人が感じる善悪だけであんなに殺してもおとがめなし?ま、いいか。細かいことは。
ちょっと、羨ましかった。
ここ数年、見続けているベイスターズの公式ドキュメント映画。ファンではないけど内部の人間だから撮れる映像や選手のコメントを見たくて楽しみにしていた。そのベイスターズがセ・リーグ3位からCSを勝ち上がり、ホークスまで倒して日本シリーズ制覇。巨人ファンにはムカつく快挙を成し遂げた。だからこれまでのシーズン通しての成長ではなく、ラストスパートの流れと内情を中心に編集してあるから、ドキュメントとしてはちょっと物足りない。でもキャプテンの牧選手を中心にしたチームの盛り上がりは熱くて、ホントにカッコよかった。いい大人たちが心から熱くなっている様子は種類やレベルの違いはあれど、羨ましかった。巨人だと(想像にすぎないけど)なんか社交辞令で覚めた感じの選手とかいそうだもんな。
つなげる必要ないやろ…
「ワンダー 君は太陽」は素晴らしかった。この作品も、ナチスの圧政下の厳しい状況で命がけで人助けをした少年と、そこに希望を託した少女の物語として見応えがあった。でも前作と無理に繋げることで、主人公が死なないことは確実だったし、メリットも感じなかった。余計なことって、あるな。
そう書いちゃうとね…
メキシコの貧困地区のいわゆる底辺校に赴任した先生が、教え込むのではなく、自分たちの知りたい気持ちに気づかせる授業で、クラスを蘇らせていく実話ベースの物語。教育委員会の統制のもと、ペーパーテストの結果が教師の評価につながる状況で、道をはみ出すのは勇気がいること。でも日本でも頑張っている先生もいるし、探究学習に取り組むってああいうことだと思う。教えるんじゃなく、不思議に気づかせ、知りたい気持ちに種火をつけてやる。勉強に限らず、大人の役割ってそこにつきるかなと思う。我慢して見守らなくちゃ(自省)
これは上澄みだけなんだろうけど。
東京の小学校を1年間追ったドキュメント。入学式前の1年生から卒業していく6年生まで、もちろん先生たちにも。海外の人に「小学校の6年間で日本人ができる」と言われたそうだけど、たしかにそうだ。自分のこともまともにできなかった1年生が、読み書きだけでなく、そうじや生活のルール、同調圧力まで、「いいところも悪いところも」身につけていく。だからこそものすごく国の将来にとって重要な場所なのに、軽視されすぎだと思う。あと先生はサービス業じゃない。もちろん当たり外れはあるだろうけど、自分の子供を導いてくれる一番近いオトナに、ケチばかりつける親は何様や…あかん、映画関係なくなってる。救いは小学生を見ていて驚かされ、感動するポイント、彼らの「できた!できるようになった」成長を収められているところ。オトナになったらそんなことほとんどないもんな。
万全の体制で見に行かないとあかんかった。
やさしくて勉強ができた姉が医者を目指していた20代半ばで統合失調症を発病する。でも医者の両親はそのことを認められず、治療もせずに家の中に20年閉じ込める。それを弟が撮った「見せたくない家族のこと」のドキュメント。もちろん他者が撮れるレベルのものではない。
誰にも悪意はないし、むしろ精一杯愛していると思う。でもかけ違えたボタンは年を経て、あんな地獄を生む。タイトルの「どうすればよかったか?」が観客にずっと問いかけてくる。早めに病院にいかせれば…そんな当たり前の正解はここにはない。ラストで悲劇の要因でもある父親が振り返って語っていた「失敗したとは思っていない」それも親として精一杯やった真実だと思うから。
面白かった…なんて軽々に言えない。
児童養護施設で生活する子どもたちの普段の生活を撮ったドキュメント。いろんな事情に配慮して、入所の理由も出さないし、映画館での上映だけでソフト化も配信もしない。そういう信頼の上で撮影できたモザイクなしの姿を見られて良かった。カメラの前では普通の子どもとあまり変わりない、前向きに明るく過ごしている姿を中心にみせている。でもその奥に人との距離感だったり、寂しさを隠しきれない部分が確実に見えて、なんとも言えない気持ちになった。こういう問題には、きれいごとでは済まない部分が確実にあって、そこに気づいた自分が何かできることがあるのか?たくさんの人が考えるキッカケになるのなら、大きな価値があるんだろう。
やっぱり王子様のままやねん。
たぶん監督は森くんのファンなんやろなぁ。絶頂期、しかもキムタクより人気があったSMAPを抜けての転身。さらに20年かけてのオートレーサー日本一獲得。そして大怪我からの復帰。SMAPを超える夢を持ち続ける気持ちの強さ、逆境にも負けない不屈の精神、どれをとっても非の打ち所がないし、すごい男だと思う。ただそれを称賛する人やエピソードを並べただけではドキュメントとしては面白くない。失敗もカッコ悪いところもないとどうしたってリアリティがない。だって、人間だもの。
名は体を表す?
3時間、結構楽しんで見られたけど、ジャワーンってなにか、わからんかった。でも作品としてはアクション、恋愛、親子愛、メッセージ、そしてもちろんダンス。インド映画の全部盛り海鮮丼みたいな感じで、テーブルに出すときに「ジャワーン!」って言ったとか、言ってないとか。インド映画を見に行くぞと気合をいれて、期待通りのものを見せてもらった感じ。たまにあるやんか、そんな気分の時。
よく考えたらさぁ…
横浜流星が演じるのは3人を惨殺し、死刑判決が確定した男。拘置所から脱走し、逃亡を続ける間に出会った人たちに見せた全く別の顔。正体は誰だ?というミステリーだ。確かに髪形や服装など演じ分けは頑張っていたと思う。だけど出会った人全員に短期間で「正体」である「やさしくていいヤツ」だってバレてないか?単に上司のプレッシャーと焦り、思い込みで、目の前の容疑者を何一つ見ていなかった警察が盲目だっただけやん。