高齢者運転事故も流行語のようになってきました。
以前から、高齢者事故なんていくらでもあったでしょうが、最近は何故かクローズアップされて、ちょっとした追突事故でも運転者が高齢者だという事だけで大きなニュースとなってしまっている感があります。
これは、高齢者のドライバーにとってはちょっとキツイ事かもしれません。
事故で尊い命を奪われるという事は、本当に悲惨な事です。
でも運転者が高齢者でなくても同じ事ですよね。
メディアが大きく取り上げる事で、運転免許を返す事が最高の美談のように扱われて、あたかもこれで交通事故が大きく減少するという構図を信じてしまいそうな感じがしますが、事故はそんな大きく減るとは思いません。
判断能力や反応が遅れるのは、高齢者には確かにあるかもしれません。
しかし、それ以前に安全性の判断すらまともに出来ないドライバーがどれだけいる事でしょう。
これは老若男女変わりません。
正しい判断をしていてそれが少し遅れる高齢者ドライバーより、自分勝手な間違った判断を最初かする若年ドライバーのほうがはるかに危険だと思うんですけどネ~。
免許を取ってもあまり運転をしない未熟なドライバーと若い頃から多少の無茶をしたとしても数十年運転してきたベテラン高齢者ドライバーとでは、間違いなく運転技術はベテラン高齢者ドライバーのほうが上でしょう。
爆音を響かせていても徐行しながらのらりくらりと走っている暴走族は別として、昭和40年代の公道レーサー気取りの暴走族の中にも運転技術が凄い人はいたでしょう。
そんな人達も今では70代ですが、おそらく週末しか走らないような初心者ドライバーより運転技術は上だと思います。
ほんとマスコミには、いくらはやりといっても高齢者の交通事故だけがクローズアップされて高齢者ドライバーだけを悪者扱いすることは止めて欲しいと思います。
もっともっと悪質なドライバーは、事故を起こした高齢ドライバーの数倍いるという事を正しく報道して欲しいです。
まあ来年には、この類のニュースも豊洲盛土問題と同じように殆ど報道されなくなるでしょうけどネ。