冷媒漏れ調査というと、リークテスターなどを使い、機械廻りの漏れを確認するだけで簡単なように思われますが、状況によっては非常に手間のかかる場合もあります。
ビル用マルチエアコンの冷媒漏れ調査となると、ちょっと面倒なんです。
通常、室外機1台に室内機1台のペアの場合は調べる機械は中と外の2台となりますが、ビル用マルチエアコンとなると室外機が1台としても室内機は複数台となり、その全てを調べなければならない場合もあるんです。
当然全ての冷媒配管は繋がっていますので、もし室外機以外の場所での冷媒漏れとなると、その台数全ての機械を調べなければなりません。
だいたい室外機での冷媒漏れが多いのですが、室外機で漏れが確認出来ず室内機側となると最悪です。
すぐに見つかればいいのですが、スローリークと言って小さなピンホールから長年かけて漏れ続ていた場合などはなかなか見つけることが出来ません。
このように冷媒漏れ調査といっても、1分で見つかる場合もあれば、1日調べても見つからない場合もあるんです。
こればかりは運ですね。