業務用エアコンの3馬力以下の機種には、使用電源が3相200V動力電源のものと単相200V電源のものの2タイプ用意されています。
4馬力以上の大型になりますと動力電源のみとなりますが…。
しかし、昔は業務用エアコンに関しては殆ど動力タイプだったようです。
最近よくある相談が、「古い動力電源の業務用エアコンの入替えをして更に、動力契約をなくして電灯料金のみの契約にしたいんだけど。」という相談です。
動力契約の場合は、基本料金が高く、使わなくても基本料金は月々払わなければなりませんから割高感がありますよね。
しかし実際はそれほど電気代は変わりません。
一例として9時から17時で月25日、年8ケ月使用程度だと単相200Vの場合と動力の場合の年間電気料金は動力のほうが年間で約2,500円程安くなりますが、それ以上の運転時間となると差はどんどん小さくなっていきます。
動力電源のエアコンを単相電源のエアコンに変えるとなると、それなりの電気工事代も別途かかってきます。
同じ動力電源の機械を入替えた場合は電気工事代なんて殆どかかりませんから、高い電気工事代をかけたのに電気代は殆ど変らなかったという事のないようにしたいですね。
そしてもうひとつ覚えておきたいのが、動力電源の契約変更です。
昔のエアコンは今のエアコンに比べて使用電力量が大きいので、動力電源タイプのエアコンを入替えた場合は現状より低いｋｗ契約となる場合があります。
当然基本料金も安くなるのでこれは是非チェックしたい項目です。
使わないのに容量の大きな契約のまま高い基本料金を払うのはバカバカしいですからね。
ブレーカー交換等多少の電気工事代はかかりますが、おそらく数年でPAY出来るでしょう。
エアコン更新の際はこのような電気契約の事も考えて進めたいですね。
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