先日の爆弾低気圧の風は凄かったですね。
やはり今回も室外機が強風で倒れたという電話がありました。
それも小さな家庭用エアコンの室外機ではなく業務用のかなり大きな室外機でした。
重さが70kg位の機械を倒してしまうのですから、風の力も甘くみてはいけませんね。
でも今回の現場は、しっかりコンクリートに固定していなかったというのが原因です。
ちゃんとコンクリートにアンカーで固定していれば倒れる事はなかったでしょう。
重いから大丈夫だろうと思っていると、ヤバイですよ～。
本来は壁なんかからワイヤーや金属ステーで固定する方法がベストです。
室外機が転倒してしまうと、どうなるかという事を書いておきましょう。
倒れた事によるケーシングのキズやへこみは運転に支障がなければ、諦めるしかないですね。
それより問題なのが、接続されている配管です。
曲がって折れたりすると、そこから冷媒ガスが漏れてしまいます。
こうなると、配管補修に冷媒充填作業それと冷媒ガスも必要となるので、修理代は30,000円コースですね。
次に壊れやすいのがファンです。
室外機のケーシングは鋼板製ですが唯一プラスチックの部分がファンのグリルの部分なんです。
更にファン自体もプラスチックなので、倒れた場所に何か突起物があり、そこにファンのグリルが直撃してしまったら、グリルもファンもバキバキになってしまいます。
こちらの修理代も部品代にもよりますが2～3万はかかるでしょう。
室外機の固定を今一度点検する事をオススメします。
こんなコンクリートブロックなんかもあります。
アンカー固定出来ないベランダや土間なんかでは重宝しますよ。
室外機用コンクリートブロック。
家庭用エアコン用から、大型空調機用までサイズも豊富です。
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