あの悪夢の3.11から、もう4年経ったんですね。
早いものです。
だんだん記憶が薄れていく中、今日はあの日の事を頑張って思い出してみました。
私はたしか富士宮の工場に仕事で行っていて、休憩所にいたんですがあまりの揺れに思わず外に飛び出したのを覚えています。
そこで目にしたのが、駐車してある車がグラグラ揺れている恐ろしい光景でした。
あんなの生まれてこのかた見たことありませんでしたネ。
沼津までの帰りは、点灯していない信号の交差点を恐る恐る通過しながら、3時間位かけてなんとかたどり着いたんですよね。
その間、ラジオでは大津波警報をしきりに伝えていました。
帰ってニュースを見たら「嘘だろ」って感じで、あんな津波の映像見ても最初はピンと来ませんでした。
震災の全容を理解するまで時間かかりましたね。
そして福島原発の事故のニュース。
鳥肌が立ってきて、「どうしよう、どうしよう」と居ても立ってもいられない感じでした。
私ですらこんな感じだったのですから、被災者の方々の気持ちは想像出来ませんね。
安易に忘れないようにしようなんて口にしますが、もしかしたら実際に被害に会われた方々は、逆に忘れたくても忘れられないのかもしれません。
我々としては忘れてはいけない事ですが、それはこっそりと自分の胸にしまっておくのがいいと思います。
今日のテレビも震災関係の特別番組が多く放送されると思います。
でも、被災者の方々は見れるのでしょうか。
見れないでしょうね。
戦争もそうですが、語り継ぐ必要性があっても、当事者への配慮は必要だと思います。
戦争体験者のお年寄りだって、70年経ったいまでも多くを語りたがらのないですから。
東北の被災者のみなさま。
口には出しませんが、私もけっしてあの日の事は忘れていません。
黙祷。