今日は某工場も業務用エアコンの冷媒漏れ調査でした。
さすがに10年経つとエアコンも冷媒漏れを起こしたりします。
冷媒漏れと言っても大きくふたつの状況があります。
いきなり大きな穴が開いてしまって一気に冷媒が抜けてしまうパターンとほんの小さな穴から数か月かけて少しづつもれてしまうパターンです。
いっきに漏れてしまうパターンは、機械が異常を検知して運転を止めてしまいますのですぐにわかるのですが、少しづつ漏れるパターンがやっかいなんです。
何がやっかいかというと、まず冷媒が少しづつもれているので少ない冷媒の量で運転を続けてしまい、圧縮機に負担をかけて壊してしまう可能性があるという事です。
冷媒が漏れて少なくなっても一定の圧力以下にならない限り機械は運転し続けますので、冷媒が漏れている事に気づきにくいんですよね。
「ちょっと効きが悪くなってきたかな~」なんて思い始めた頃にはかなり漏れているといっていいでしょう。
いっきに漏れてしまったほうがすぐに機械が異常停止して圧縮機を保護しますのでまだましと言えるでしょう。
そしてもうひとうやっかいなのが、微量な冷媒ガスの漏れの場合、漏れ箇所の特定が非常に困難な場合があるということです。
冷媒漏れにはガス漏れテスターなどを使いますが、微量な漏れの場合反応しにくのでなかなか見つからないんですよね~。
一気に漏れたほうが穴も大きいのでわりとすぐに特定できるんです。
最悪の場合、冷媒を全て抜き窒素加圧して調べたり大事となってしまいます。
そうなると、お金も手間も相当かかってしまいます。
今日は、ラッキーでしたね。
わりと微量の漏れでしたがすぐにわかりました。
だいたい漏れる場所は経験でわかっているので、一番怪しい箇所がら調査したら一発でした。
今日は、場所がら冷媒漏れを直す為の溶接作業が出来なかったので補修は後日となりました。