先日、実父が膵臓癌で他界しました。
まあこれも運命でしょうから、寂しくはなりますがいつまでもくよくよせずに、受け入れてスッキリしようと思います。
私と同じような境遇の方もいると思いますので、亡くなった時の状況を書きたいと思います。
少しでも参考になれば幸いです。
私の父は10年前に食道癌の手術をしていました。
幸い転移もなく、完全に社会復帰して元気に仕事をしていました。
しかし、昨年から膵臓近辺に小さな腫瘍か見つかり、日に日に大きくなっていってしまいついに癌化してしまったのです。
これは転移とかではなく全く別物と、医者から説明を受けました。
2月初に検査の為、2週間程入院していましたが、77歳という高齢でしかも食道癌の手術の際胃を全て取ってしまっていて、体力的に手術にも抗がん剤治療にも耐えられないとの結論でしたので、自宅療養となり自宅に戻ってきました。
しかし、その後一度容態が悪くなり再入院したのですが、3月初にまた自宅に戻る事が出来ました。
しかし、こうなると身体の衰えは早いものですね。
1月の孫の成人式には、車を運転して魚河岸寿司までみんなで寿司を食べにいけてたのに、わずか1ケ月半で自力で歩く事も出来なくなり、二度目に退院してからは、ベッドから起き上がることすら出来なくなってしまいました。
そのころには、「夏位までかな~?」なんて覚悟は決めていたのですが、あっという間に逝ってしまいました。
自宅に帰って約2週間でした。
その間は、刺身や干物を食べたりよく喋って、頭もはっきりとしていました。
本当に突然でした。
昨日まで元気に喋っていた父が3月30日の朝から、「眠い」と言いながら食事もぜずひたすら寝てばかりいました。
心配だったので、夜介護の先生を呼び診てもらいましたが、「多少血圧が低い感じですがすぐにどうこうなる事はないでしょう。」という事でした。
しかし、31日の朝5:00頃母が様子を見に行ったら、目を見開き息も絶え絶えの状態になっていたそうです。
私もすぐ起こされて、即救急車を呼び病院へ連れて行ったんですが、それから2時間ちょい、7:26に家族に囲まれ息を引きとりました。
癌の末期って、身体の衰弱は想像以上に早いです。
人にもよるでしょうが、いつ容態が急激に悪化するかは誰にもわからないと思います。
今日元気に喋ってごはんも食べていたとしても、明日はわかりません。
本当に気を抜かない事です。
よく、「あんなに元気だったのに。」とか、「急過ぎるよ。」とか言いますがそれが普通なのかもしれません。
油断は禁物ですね。
私も医者に言われていました。
「もって今年いっぱい、夏位かもしれませんね。」と。
しかしそのあと「でもいつ急変するかは私にもわかりません。」とも言われました。
人間、どうしてもいいほうを信じてしまうんですよね。
っていうか、望みを持ってしまい最悪の辞退から目を背けてしまうんでしょうね。
冷たい言い方ですが、現実を受け入れる事も必要だという事です。
このブログを読んだ同じような状況の方々、少しでも傍にいてあげて残り少ない時間を有意義に過ごさせてあげて下さい。
お互いに後悔のない最期としたいですよね。