ダイキンの2013年モデルうるるとさららのうるさら7(4.0kw・5.6kw・6.3kw・7.1kw)が、経済産業大臣賞を受賞しました。
受賞理由は、地球温暖化係数を1/3にした環境に優しい冷媒R32の採用、また省エネ特性の向上や新しい除加湿機能や新たな吸込み構造が評価された事です。
さすが、エアコン専門メーカー。
エアコン技術の凄さは目を見張るものがありますネ。
空調機メーカーはダイキンが間違いなく世界一だと思います。
しかし残念ながら、この技術が一般に浸透しているかといったらです。
「エアコンはあくまでも冷す暖めるという機能があればいい。」という感覚の方がほとんどでしょう。
うるる加湿機能や部屋を冷さずに除湿するさらら除湿なんかも、正直なくてもなんら問題のない機能かもしれません。
機能としては素晴らしい機能だと思うんですけどね~。
やはり問題は価格ですね。
14畳用の標準タイプが約90,000円、うるさら7が約160,000円でこの価格差が70,000円あります。
そしてエアコンの寿命を15年とします。
年間約4,700円の差額となりますが、実際年間の電気代削減額と変わりません。
いくら高機能省エネ機種と言っても、この価格差ではそれ以上の電気代削減額が見込めない限り消費者はなかなか購入を決めることはできないでしょうね。
予算に余裕がある方ならいいかもしれませんが、そういう方ばかりではありませんからね~。
ダイキンさんには、是非コストダウンを御願いしたいと思います。
標準品は競合の為どんどん価格を下げて高級機種に関してはほぼ据え置き。
せっかく、経済産業大臣賞をとった省エネ性に優れ地球環境に優しいエアコンも売れなきゃ、賞の意味もないような気がします。
温室効果ガスを削減し地球環境を守ることの出来るエアコンだからこそ獲った賞なのに、売れなきゃなんの貢献も出来ない訳ですから。