エアコンの中には、熱を運ぶ為のフロンガスというものが入ってます。
人により呼び方がいろいろありますが、冷媒・冷媒ガス・フロンガスはみんな同じです。
空調業界では、略してガスと言うとフロンガスの事を指します。
ここではフロンガスと統一して書きましょう。
そのフロンガスが地球上空のオゾン層を破壊する原因になってると聞いたことありませんか
そうなんです。
マジヤバイんです。
フロンガスが大気中に放出されると、成層圏にて紫外線と融合し塩素原子を放出します。その塩素原子がオゾンを破壊し、オゾンを一酸化塩素と酸素分子に変えてしまうのです。
そうすると、どうなるのか
今までオゾン層で遮断されてた有害な紫外線が、地球表面に到達してしまうのです。
このことが発表されてから、新フロンガスの開発が進み、現在ではオゾン層破壊係数0のフロンガスが主流になってます。
ついでなんで、ここでフロンガスの種類も簡単に説明しておきましょう。
まず、CFCというフロンガスですが、これは塩素を含んでおりオゾン層破壊係数は1です。 1995年に完全撤廃で現在は生産されてません。
次にHCFCというフロンガス。
古いエアコンで使用冷媒がR22といわれてるフロンガスはこれです。
HCFCフロンガス自体はまだ生産されてますが、HCFCを使ったエアコンは既に生産されてません。
オゾン破壊係数は0.055です。
最後にHFCというフロンガスです。
塩素が全く含まれてない現在の主流のフロンガスです。
オゾン層破壊係数は0です。
現行販売されてるエアコン類は全てこのHFCフロンが使用されてます。
現在の主流はオゾン層破壊係数0のフロンガスといっても、安心は出来ません。
HCFCを使ってる古いエアコンを撤去した場合なんかに、ちゃんとフロンガスをボンベに回収しないで大気開放してしまうとオゾン層破壊の原因になるのです。
未来の子供達の為にも、フロンガスの大気開放は絶対に止めましょう。
っていうか、法律で禁止されてるんですけどネ。
私達も作業上微量に漏らしてしまう場合もありますが、極力フロンガス回収は回収機と回収ボンベを使って回収しています。
フロンガス破壊処理費用がかかるのは、ご勘弁を。
静岡県沼津市のエアコ工事専門店。 沼冷です。