E231系900番代試作車を見物 | はやこま すていしょん!

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更新頻度は遅めですが、日々の出来事や趣味的なことを書いていこうかなと思っています。若干鉄分は濃い目の予定(笑

JR東日本E231系には試作車の900番代が存在し、中央・総武緩行線で運用しています。今日は15C運用に入っているとのことなので、1515C〜1614Cの中野折り返しを見に行ってきました。

(クハE230-901・中野・2018年4月19日)

中央・総武緩行線の中野駅での折り返し時間は通常3分程度と短いのですが、この1515C〜1614Cの折り返し時間は5分と長いので、少し余裕があるのです。と思ったのですが、直前に東西線直通三鷹行きが入線していたので、実質的には4分でした(笑

さて、E231系900番代は209系の後継車として開発された一般形電車の試作車で、1998(平成10)年10月に209系950番代として落成しました。

209系を名乗っていましたが、車体はワイドボディを採用しました。システムも一新され、列車情報管理システムTIMSが搭載されています。また、VVVFインバータ装置もIGBT素子を採用しています。

209系950番代はE231系が登場した後2000(平成12)年6月にE231系900番代に形式変更されました。

このVVVFインバータ装置は901のユニットと902のユニットで違うものを搭載しました。

901のユニットは日立製の2レベルインバータを搭載しています。

(モハE231-901・中野・2018年4月19日)

(モハE231-901・中野・2018年4月19日)

このインバータ装置は近郊タイプに採用されました。いわゆる「墜ちるインバータの音」を発します。

902のユニットは三菱電機製の3レベルインバータを搭載。

(モハE231-902・中野・2018年4月19日)

(モハE231-902・中野・2018年4月19日)

こちらは通勤タイプに採用されました。こうして見ると明らかに機器箱の形が違いますね。

さて、E231系500番代の転属でE231系0番代と209系500番代の転出が始まっています。ただしE231系500番代だけでは所要数が足りないため、一部のE231系0番代は中間車を組み替えて6M4T化して残存する模様です。

ここで気になるのがE231系900番代の動向ですが、いずれにしても機器更新は不可避だと思われるので、独特のサウンドを響かせて走る姿を見ることができるのもそれほど長くはないかも知れませんね。