(デハ8512/デハ8592・自由が丘・1988年)
この頃の東横線の主力は8000系でした。
(クハ8037・自由が丘・1988年)
8000系は世界で初めて量産された界磁チョッパ制御車です。またT字形ワンハンドルマスコンを日本で初めて採用した車両でもあります。登場時はステンレス無塗装車体でしたが、1988(昭和63)年春から前面に赤いラインが入りました。
ちなみにこのクハ8037は伊豆急行に譲渡されて、クハ8014として活躍中。
東横線といえば、営団日比谷線乗り入れ用の7000系も重要な存在でした。
(デハ7028・自由が丘・1988年)
7000系は日本初のオールステンレス車です。
このデハ7028は秩父鉄道に譲渡されてデハ2304となりましたが、輸送力とのバランスがとれずに2000(平成12)年までに引退しています。
そして8500系や8590系も活躍していました。
(デハ8512/デハ8592・自由が丘・1988年)
8500系は新玉川線・田園都市線用の車両でしたが、東横線に配備された編成もいました。この頃は8両編成2本が運用されていたようです。この編成はインドネシアに譲渡されました。
8590系はみなとみらい線開業に備えて8090系の先頭車を非常口付きの制御電動車に変更したものです。8692編成は2006(平成18)年に大井町線に転属後、2013(平成25)年に引退。現在は富山地方鉄道に譲渡され、モハ17481として活躍しています。
そして、この当時は最新型だった9000系。
(クハ9103・自由が丘・1988年)
現在は大井町線に転用されました。
ということで、どの編成も東横線で見ることはできないのですが、今は今でバリエーションも豊富なので、楽しい路線です。