昨年登場した西武新101系247編成赤電塗装が多摩川線に移動しました。
(クハ1247・新秋津・2018年1月20日)
多摩川線は武蔵境〜是政間の路線で、他の西武線と繋がっていません。そのため多摩川線の車両を入れ替えるときは、武蔵野線・中央本線経由で甲種輸送列車が運行されます。
多摩川線に移動する247編成は小手指車両基地で連結器を自動連結器に交換し、自動空気ブレーキホースや反射板の設置などを行いました。また、電車牽引用の263編成も自動連結器と自動空気ブレーキホースを装備。そして1月19日の夜に小手指車両基地から所沢駅まで263編成が247編成を牽引して夜を明かします。
一夜明けた1月20日、所沢駅には黄色い新101系と赤い新101系が待機していました。
(クモハ266・所沢・2018年1月20日)
赤電塗装の新101系は注目を集めていました。
(クハ1247・所沢・2018年1月20日)
黄色と赤電が連結しているのも新鮮な光景です。
(クモハ263/クハ1248・所沢・2018年1月20日)
黄色と赤電の連結は初めて見ました。
過去の赤電は吊りかけ駆動車と601系、701系、801系非冷房車、そして冷房改造された初期の701系6両編成だけだと記憶しています。701系冷房改造車は程なくして黄色塗装に変更されていますが、この課程で赤電と黄色の連結列車があったかは定かではありません。
さて、撮影も程ほどにして、赤電を授受するJR武蔵野線新秋津駅に向かいます。
新秋津駅は古くは国鉄と西武の貨物列車の授受を行っていましたが、現在は新車や多摩川線用車両、そして他社に譲渡する車両の授受を行っています。そのため最低限のヤードが残っています。
甲種輸送列車を牽引するEF65 2090が新鶴見機関区から単機回送で1番線に到着。
(EF65 2090・新秋津・2018年1月20日)
現在、JRと西武の授受線は1番線と2番線がありますが、両方が武蔵野線と繋がっているのは1番線だけで、授受線での機回しが出来ません。そのため、EF65 2090は西武鉄道の誘導員を乗せた後2番線に転線して待機します。
(EF65 2090・新秋津・2018年1月20日)
12時を過ぎた頃、247編成を牽引した263編成が1番線に入線。