伊豆箱根鉄道の検査入場甲種を撮ってきた! | はやこま すていしょん!

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更新頻度は遅めですが、日々の出来事や趣味的なことを書いていこうかなと思っています。若干鉄分は濃い目の予定(笑

伊豆箱根鉄道大雄山線用車両、5000系第6編成が検査入場するための甲種輸送列車が運行されたので、撮りに行ってきました。

(EF210-124・熱海・2018年1月19日)

伊豆箱根鉄道は三島〜修善寺間の駿豆線と小田原〜大雄山間の大雄山線の2路線がありますが、全般検査など大規模な検査は駿豆線の大場工場で行っています。そのため、大雄山線用の車両が大規模な検査を行う際は、小田原駅から三島駅まで甲種輸送されています。

この甲種輸送列車。小田原駅や三島駅での車両の授受や貨車を間に挟んだ編成など、いろいろ興味深かったのですが、今回初めて見ることができました

 

ということで、まずは小田原駅へ。

甲種輸送列車を牽引するEF210-124とコキ3両の甲種輸送編成は相模貨物駅を出発して、小田原駅の下り貨物線やってきます。一方5000系の入場車はコデ165形に牽引されて小田原駅。

と、大雄山駅から入場車両を牽引してきたコデ165形が同時に入線してきました。

(EF210-124/コデ165・小田原・2018年1月19日)

ご覧のように伊豆箱根鉄道大雄山線と東海道本線下り貨物線の間には渡り線があって、車両の授受はここで行います。

 

甲種輸送編成は一旦駅の中程に停車。EF210形は尾灯を一灯だけ点灯させた入換モードになっています。

(コキ104-427・小田原・2018年1月19日)

控え車としてコキ107-551、コキ107-70、コキ104-427を連結しています。

大雄山線の入場列車は2番ホームに到着後、コデ165とホース類を切り離す作業に入りました。

(コデ165・小田原・2018年1月19日)

この間に甲種輸送編成がバック。

(コキ104-427・小田原・2018年1月19日)

入場列車の後続でやって来た5000系第4編成は、1番ホームに到着して乗客を降ろした後、本線上に移動。そして第6編成に連結しました。

(5504・小田原・2018年1月19日)
第6編成は甲種輸送のため自動連結器に交換していますので、5000系第4編成の密着連結器には簡易連結器を取り付けています。
第4編成は第6編成を本線上に引き出した後、渡り線に押し込みました。
(5506・小田原・2018年1月19日)
停止位置を修正していたので、JR東日本と伊豆箱根鉄道の境界線ギリギリに合わせているのかも知れません。
続いて甲種輸送編成をバックさせて第6編成に連結しました。
(5506・小田原・2018年1月19日)
なおこの渡り線は非電化なので、電気機関車が入線できません。そのため控え車としてコキを連結しています。
(EF210-124・小田原・2018年1月19日)
かつてはワム80000形を控え車に使用していたので、まるで混合列車みたいだったそうです。
第6編成を連結した甲種輸送列車は貨物線上に移動して一旦停車。
(5011・小田原・2018年1月19日)
コデ165形といい、甲種輸送列車といい、なんだか面白い光景です。
入換を終えた第4編成は1番ホームに戻りました。
(5504・小田原・2018年1月19日)
そして、そのまま営業列車として発車。小田原駅の入換作業のからくりがよくわかりました。
その後甲種輸送列車は出発信号機の場所まで移動して待機。
(小田原・2018年1月19日)
そして三島駅へ向けて発車しました。
ほぼ同時にコデ165形も大雄山駅へ向けて出発。
(コデ165・小田原・2018年1月19日)
入出場列車を運行する際は、大雄山線の定期列車2往復が運休となります。この告知は公式サイトにアップされるので、入出場列車の運行日を事前に知ることが可能です。
 
甲種輸送列車を見送った後、熱海駅に先回りして。

(EF210-124・熱海・2018年1月19日)

やっぱり不思議な編成だ(笑

熱海駅では伊豆箱根鉄道5000形と伊豆急行8000系が並びました。
(8016/5011・熱海・2018年1月19日)
東急グループと西武グループの伊豆・箱根戦争を思い浮かべると興味深く思えます。
 
さらに三島駅に先回り。甲種輸送列車は1番ホームに到着しました。
(EF210-124・三島・2018年1月19日)
三島駅からは特急「踊り子」が伊豆箱根鉄道に乗り入れていて、1番ホームと伊豆箱根鉄道は、写真中央に見える渡り線で繋がっています。
到着後、第6編成を切り離した甲種輸送編成はホーム先端へ移動しました。
(5506・三島・2018年1月19日)
第6編成はしばらく1番ホームで待機です。
14時5分頃に伊豆箱根鉄道のED33形が三島駅9番ホームに到着しました。
(ED33・三島・2018年1月19日)
後ろに見えるのが甲種輸送編成で、この後沼津駅へ去って行きました。
ED33形は9番ホームに1時間弱待機して、15時頃にJR東海側に入線。
(ED33・三島・2018年1月19日)
そして第6編成に連結されました。
(ED33・三島・2018年1月19日)
JRの駅に佇む凸型電機に注目が集まっていたようです。
入場列車は15時23分に発車。
(ED33・三島・2018年1月19日)
そして大場工場へ向かって行きました。
(5011・三島・2018年1月19日)
ちなみに入場列車は1日の行程ですが、出場列車は2泊3日となるそうです。
初日は三島駅で滞泊。2日目は三島〜相模貨物駅間で甲種輸送を行って、相模貨物駅で滞泊。そして3日目に小田原駅で授受を行います。出場列車の行程も見てみたいものです。