門司港レトロ地区には門司港レトロ観光線というトロッコ列車が運行されています。
(「潮風号」DB101・ノーフォーク広場〜門司港めかり・2017年10月14日)
門司港レトロ観光線は、第3種鉄道事業者(路線の所有者)の北九州市と第2種鉄道事業者(路線運営者)平成筑豊鉄道によって運行しています。
路線はJR貨物鹿児島本線貨物支線門司港〜外浜間と田野浦公共臨港鉄道外浜〜田野浦間の一部を再生。九州鉄道記念館〜門司港めかり間2.1kmを門司港レトロ線として営業しています。
ちなみに通年運行ではなく、冬期は運休。今年は3月18日〜11月26日の運行となっています。
機関車のDB101、DB102は南阿蘇鉄道のトロッコ列車「ゆうすげ号」を牽引していました。
(「潮風号」DB101・九州鉄道記念館〜出光美術館・2017年10月14日)
外観からわかるとおり、元々は貨車を入れ換える移動機ですが、南阿蘇鉄道入線後にトロッコを牽引するための改造が施されて、2006(平成18)年まで活躍していました。
トロッコはトラ70000形無蓋車を改造して、島原鉄道で「島鉄ハッピートレイン」として使用されていた車両を転用しました。
塗装はオリエント急行をイメージしたブルーとなっています。
トロッコの天井には門司港レトロの風景が描かれています。
(2017年10月14日)
この天井はトンネルに入ると魚が泳ぐ空間に変化。
(2017年10月14日)
九州鉄道記念館から所要時間10分で終点の関門海峡めかり駅です。
(関門海峡めかり・2017年10月14日)
駅の脇にはEF30 1とオハフ33 488が保存されています。
(EF30 1・和布刈公園・2017年10月14日)
EF30 1とオハフ33 488は北九州市小倉区の勝山公園で保存されていたものを移設したものです。
EF30 1は勝山公園時代に荒廃した部分を応急処置をした姿で痛々しいです。
(EF30 1・和布刈公園・2017年10月14日)
オハフ33 488は外観を整備して、飲食施設として活用されています。
(オハフ33 488・和布刈公園・2017年10月14日)
門司港レトロ観光線を運行している期間に営業しています。
ちなみにこの2両の勝山公園時代はこんな感じ。
(EF30 1・勝山公園・2007年2月18日)
(オハフ33 488・勝山公園・2007年2月18日)
勝山公園時代は屋根があったものの、柵に囲まれており、オハフ33形の窓には金網があってひどいものでした。
そう考えると、今の2両は幸せかも。
(EF30 1・和布刈公園・2017年10月14日)
できればEF30 1をもう少しきれいにしてくれればなって思います。