今日はちょっと散歩がてら新木場車両基地を見に行ってきました。そして千代田線6000系1次試作車、通称6000ハイフン車の生存を確認しました。
(6000-1・新木場車両基地・2017年9月2日)
新木場車両基地は東京メトロ有楽町線・副都心線の車両を検査・修繕・留置する和光検車区新木場分室と、更新修繕を行う新木場CR、総合研修訓練センターなどで構成されています。
(新木場車両基地・2017年9月2日)
総合研修訓練センターは営業路線に準じた訓練施設で、実車を用いた訓練も行われています。
(新木場車両基地・2017年9月2日)
手前の構造物の中には訓練線が敷設されています。さすがは地下鉄ですね。
続いて新木場CRの方を見てみたら、庫内に6000系の姿が見えました。
(新木場車両基地・2017年9月2日)
超望遠レンズで覗いてみると、6000ハイフン車でした。
(6000-1・新木場車両基地・2017年9月2日)
6000ハイフン車は1968年に製造された6000系1次試作車。当初は6001〜6003と付番されていましたが、10両編成の営業車第01〜03編成の綾瀬側先頭車の車号を6001〜6003とされ、番号の重複を避けるために6000-1〜6000-3に改番されました。
(6000-1・綾瀬・2012年11月23日)
余談ですが、第01編成は2次試作車で6016から6001に改番されています。
6000ハイフン車は当初営業運転に就かず、AVFチョッパ(7000系で実用化)の試験に使用されていましたが、1979(昭和54)年の北綾瀬支線の開業で営業運転に投入されました。
(6000-3・北綾瀬・2012年11月23日)
制御装置はサイリスタチョッパではなく、5000系と同じ抵抗制御となっていました。
車内の袖の計上は量産車と異なり、上部が通路側に張り出していました。
(6000-3・北綾瀬・2012年11月23日)
6000ハイフン車は2014(平成26)年5月で05系に置き換えれて休車となりました。その後2016(平成28)年に新木場車両基地へ移動しています。
願わくばもう一度6000ハイフン車をじっくり見てみたいものです。
(6000-1・綾瀬・2012年11月23日)