鉄道の廃線跡の様に道路にも廃道というものがありますが、高速道路の廃道も存在します。そのうちのひとつが中央自動車道にあります。ここには何年か前に行ったことがあるのですが、久しぶりに見てきました。
(2017年7月25日)
中央自動車道上野原IC〜談合坂SAの間は、かつて急カーブが連続する坂道で、事故が多発しました。また渋滞の名所でもあったので、車線数を増やす改良工事を実施すると共に、一部区間は道路を付け替えて急カーブを減らしています。
Googleでも新旧の道を確認することができます。
現行の道路の北側に旧道があります。旧道は半径の小さなカーブが5続いていますが、新道のカーブは3つに減り、半径が大きくなっています。
では、東京側から新旧の分岐点を見てみましょう。
(2017年7月25日)
写真右上に見えるのが旧道。現行道路は大きく右カーブを描いていますが、旧道はかなりの急カーブで右に曲がった後左にカーブしているのがわかります。
廃道が始まる部分です。
(2017年7月25日)
現行道路との分岐点からは分断されて、間に一般道が横切っています。
下り線は廃道となっていて、上り線は一般道に転用されました。
(2017年7月25日)
この区間は右手にある社の関係からなのか、廃道にも立ち入ることができます。
この先からは旧下り線には立ち入ることができなくなっています。
(2017年7月25日)
旧下り線に工事用資材を置いていましたので、NEXCO中日本の工事拠点として活用しているようです。
(2017年7月25日)
談合坂側にある新旧道の合流点。
(2017年7月25日)
どちらも右カーブを描いて合流していきますが、やはり半径の違いが大きいです。
この道路の付け替えで、かなり走りやすくなりました。
(2017年7月25日)
高速道路の廃道としては、中央自動車道のほかに名神高速道路が有名。そちらにも以前行ったことがありますが、改めて行ってみたいと思っています。