「新幹線なるほど発見デー」に行って来た! | はやこま すていしょん!

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更新頻度は遅めですが、日々の出来事や趣味的なことを書いていこうかなと思っています。若干鉄分は濃い目の予定(笑

7月と言えば毎年恒例の浜松工場のイベント「新幹線なるほど発見デー」。ということで今年もに行って来ました!

(783-1020・浜松工場・2017年7月22日)

浜松工場がリニューアルされてから最初のイベントということで、今年はいろいろ新鮮な気持ちで見ることができそうです。

まずはこれまた恒例になっている踏切を渡る新幹線を撮影。今年はX2編成でした。

(784-2002・浜松工場・2017年7月22日)

踏切の遮断機を強調するアングルにしてみました(もちろん踏切の外から撮ってますよ)。

さて、今年の入口は踏切側にある西門にはなくて、反対側の東門だけ。ということで猛暑のなか東門まで歩いて入場しました。

入場すると、まずG棟・車体ぎ装場を通り抜けます。

(776-1019・浜松工場・2017年7月22日)

車体ぎ装場にはジャッキが設置されて、台車の抜き入れもここで行うようです。この結果、浜松工場名物だった、クレーンによる車体吊り上げは廃止されました。

車体ぎ装場を通り抜けて、F棟・塗装場に入りました。この塗装場の中には今回の最大の目的である、車体研ぎロボットがあって、車体研ぎの実演を見ることができます。

(783-1020・浜松工場・2017年7月22日)

車体研ぎは塗装工程に入る前に、塗装の乗りを良くするために実施する工程です。先頭部の形状は複雑なので従来は手作業で研いでいたそうなのですが、この車体研ぎロボットは6本のアームを使って車体を緻密に研いでいきます。

(浜松工場・2017年7月22日)

研いでいる状況をモニタで見ることができました。

(浜松工場・2017年7月22日)

これ、日本車両が作ったんですね。

いい経験ができたところで、塗装場から再び車体ぎ装場を通り抜けて入場線へ移動。入場線と出場線は以前からある車庫です。

入場線には全検入場と思われるG1編成のほか、車内でのイベントに使用しているC53編成がいました。

(724-52・浜松工場・2017年7月22日)

相変わらずのどや顔ですね(笑

そしてG1編成とC53編成の間にはドクターイエローT4編成がいました。

(923-7・浜松工場・2017年7月22日)

今年は久しぶりに車内を公開していました。さらに運転台も公開しました。

このトラバーサは乗車する事ができました。

(浜松工場・2017年7月22日)

入場線の北にある出場線では、ツアー列車に使用したN700系X2編成を使ってイベントを行っていました。

そのさらに北にある線路には車体ぎ装場にいたG19編成の、下り側の編成がいました。

(783-1019・浜松工場・2017年7月22日)

G19編成の上り側の全検が完了したら、出場線の車庫で組成するのだと思います。

2両の入換動車は入場線の西側に展示されていました。

(浜松工場・2017年7月22日)

昨年まで展示されていたのは、4番線、5番線のある建屋に繋がる線路上でした。

(浜松工場・2017年7月22日)

この建屋内には、クレーンがありました。

(浜松工場・2017年7月22日)

今まで新幹線を吊り上げてきたクレーンも来年は見られないでしょう。

 

保守車両の展示も「新幹線なるほど発見デー」ではお馴染み。これはプラッサー&トイラー社のDTSです。

(DTS 62 N・浜松工場・2017年7月22日)

DTSとはDynamic Track Stabilizerの頭文字で、道床安定車の様です。この車両は初めて見た気がします。

続いてお馴染みのマルチプルタイタンパ。

(MT-890・浜松工場・2017年7月22日)

こちらもプラッサー&トイラー社製です。

バラスト整理車もレギュラーメンバーです。

(KVP-S・浜松工場・2017年7月22日)

バラスト整理車には乗車体験をする事ができました。

 

別のエリアにも保守車両が展示されていました。

クレーン車CWは、老朽化した東海道新幹線の電柱を交換するために使用されています。

(CW-3357・浜松工場・2017年7月22日)

これも初めて見たかもです。

 

装柱車RWは電線を支える可動ブラケットを交換する車両です。

(RW-3458・浜松工場・2017年7月22日)

延線車SWは架線を貼る作業をするための車両。

(SW-3153・浜松工場・2017年7月22日)

SWに連結されているのは作業車のTW。

(TW-3253・浜松工場・2017年7月22日)

そして高所作業車HWが展示されていました。

(HW-3859・浜松工場・2017年7月22日)

さて、工場の敷地中央には全検を行っていた建屋がありましたが、解体作業が進んでいました。

(浜松工場・2017年7月22日)

この場所は今後どうなるのか気になりますね。

この他新幹線の屋上見学や、出店などもありました。

そして今回のもうひとつの目的がこの第一部品検修場。どんな部品を見ることができるのかわくわくです。

早速見つけたのがセミアクティブダンパ。

(浜松工場・2017年7月22日)

今までは床下を覗かないと見ることができませんでしたが、ちゃんとした単体で見ることができました。

主電動機もずらり!

(浜松工場・2017年7月22日)

そしてN700Aに2016(平成28)年度から採用された新型ブレーキライニングも見ることができました。

(浜松工場・2017年7月22日)

このブレーキライニングで制動距離が約5%短縮されたのだそうです。

そんなわけでいろいろな収穫があった「新幹線なるほど発見デー」でした。

(浜松工場・2017年7月22日)