今日は富士急行下吉田駅にあるブルートレインテラスに行って来ました。
(スハネフ14 20・ブルートレインテラス・2017年6月9日)
ここに来たのは5年振りぐらいでしょうか。
せっかくなので189系の臨時快速「富士山」に乗車。ダイヤの関係もあったので、一旦河口湖駅まで行きました。
(「富士山」クハ189-508・河口湖・2017年6月9日)
やっぱり国鉄特急色はいいですね。
駅前には富士山麓鉄道モ1形が保存されています。
(モ1・河口湖・2017年6月9日)
富士山麓鉄道は富士急行の前身で、1929(昭和4)年に開業しました。その時に導入されたのがモ1形です。
ちょっとだけ駅周辺を探索して、普通列車大月行きに乗車。元205系先行車の6000系でした。
(クモハ6202・河口湖・2017年6月9日)
6000系は4編成在籍していますが、そのうち3編成が2段窓の先行車。1段下降窓の量産車は1編成だけで、車号も6500番代に区別しています。
そして本来の目的地である下吉田駅に到着。
(クモハ6202・下吉田・2017年6月9日)
ちょうど「フジサン特急」が通過していきました。
(「フジサン特急」クモロ8001・下吉田・2017年6月9日)
元小田急20000形RSE車も活躍を始めてもうすぐ3年絶ちますね。
さて、ブルートレインテラスは下吉田駅の構内にあります。スハネフ14形は改札内にあるので、駅の外に出る前に向かいました。
(スハネフ14 20・ブルートレインテラス・2017年6月9日)
後ろに何か見えますが、それは後ほど(笑
スハネフ14 20は尾久客車区に新製配置されて以来「北陸」「北星」「ゆうづる」などに使用されて、実は「富士」の運用実績はありません。
しかし富士山ゆかりの地であるので、「富士」のマークを掲出しています。ちなみに行き先方向幕は「富士」西鹿児島行きです。
スハネフ14もここに来て6年経過しますが、手入れが行き届いているようです。
なお土休日なら車内も開放されているのですが、のんびり見物したかったので今回は平日にしました。
駅舎は水戸岡鋭治氏の手でリニューアルされています。
(下吉田駅・2017年6月9日)
駅舎の右側にスハネフ14 20が見えますね。その隣には先ほどチラ見していたアレがあるのですが、その前に駅舎の左側に向かいます(笑
そこには昨年引退した初代「フジサン特急」用2000形が保存されていました。
(クロ2001・ブルートレインテラス・2017年6月9日)
この車両の前身だった165系「パノラマエクスプレスアルプス」は国鉄時代の1986(昭和61)年に登場したのですが、その時のインパクトはとても大きなものでした。
なにしろ国鉄が小田急ロマンスカーや名鉄パノラマカーみたいな前面展望車を登場させたのですから。
ともあれ、こうして保存されたのは嬉しい限り。
ブルートレインテラス開設当初から保存されている富士山麓鉄道の貨車。
(ワフ1・ブルートレインテラス・2017年6月9日)
(ト104・ブルートレインテラス・2017年6月9日)
(ワフ2・ブルートレインテラス・2017年6月9日)
こちらも状態は良好のようです。
最後に例のアレを見ましょう。
169系の先頭車、クモハ169-27のカットボディです。
(クモハ169-27・ブルートレインテラス・2017年6月9日)
実は「パノラマエクスプレスアルプス」譲渡時に、部品取り用として三鷹電車区のクモハ169-27+モハ168-27+クハ169-18も富士急行に譲渡されました。
部品取り用ですから運用には充当されず、塗装も三鷹色のまま。末期はクモハ169-27の車体が富士山駅の構内に留置されていました。
そんなクモハ169-27がカットボディになったとは言え、急行色に復元されて保存されているのが一番の驚きで、同時に嬉しい出来事でした。
今度は土休日に訪れることにします。