今日は所用で岡谷に行ったのですが、改札へ向かって歩いていると「1番線を特急……回送列車が通過します」というアナウンス。塩尻方を見ると独特なLEDライトの光でE353系が来たとわかったので、慌てて2番ホームに移動して撮影しました。
(クモハE353-1・岡谷・2017年6月7日)
JR東日本のE353系量産先行車は2015(平成27)年に登場しました。
車体傾斜装置で振子車のE351系と同等の所要時間で運行することを目標としており、2年近くも試運転が続けられています。
E353系と同様に車体傾斜装置で振子車の8000系と同等の所要時間で運行することを目標としていたJR四国の8600系は2014(平成26)年2月に量産先行車が落成した後、わずか4ヶ月後の6月に営業運転を開始したのと対照的です。
E353系の試験状況について詳しい発表はありませんが、噂では不具合箇所が多数見つかったと言われています。
もっとも8600系量産先行車も、区間によって空気量が不足したので、改良を施していますが。
現時点でもJR東日本から正式なアナウンスはありませんが、一部新聞で2017(平成29)年度から営業運転を開始するという報道がなされました。
E353系の営業運転開始に関連してE257系の「踊り子」への転用も報道されました。となればE353系の量産車投入も具体化しているのか気になるところ。報道の真偽は不明ですが、事実だとすれば量産車への仕様はもう固まっていないといけない時期ですね。
(クハE352-1・岡谷・2017年6月7日)