今日はかなり久しぶりに相鉄を撮影しました。
（9705・かしわ台〜海老名・2017年2月22日）
どれぐらい久しぶりかというと30年以上ぶりで、その頃走っていた相鉄の車両は7000系（1〜11次車のグループ）しか残っていないという（笑
その7000系も今や8両編成の7707F、7710Fと7712Fだけらしく、海老名にはほとんど姿を見せないらしいです。
ということで、本日の最古参はこの新7000系。
（7555・かしわ台〜海老名・2017年2月22日）
1986（昭和61）年に登場した7000系12次車からは、前面デザインが大きく変わったので新7000系とも呼ばれています。12次車の7713Fと7715Fは抵抗制御車で性能的にも7000系と同等。番号も連番になっています。
1988（昭和63）年以降に登場した編成はVVVFインバータ制御車として新製されたので、性能面でも7000系と異なります。そのため番号を区別して、7050系とか新7000系50番台と呼ばれています。7551F、7553F、7554F、7555Fが活躍中。
2006（平成18）年から新7000系の更新工事が始まり、さらに2007（平成19）年から現在のカラーに塗り替えられました。しかし新塗装「YOKOHAMA NAVYBLUE」への塗りかえは予定されておらず、近い将来引退することになりそうです。
8000系は1990（平成2）〜1999（平成11）年までに10両編成13本が日立製作所で製造されました。
（8512・かしわ台〜海老名・2017年2月22日）
VVVFインバータ制御車ですが、アルミ車体はもちろんのこと、直角カルダン駆動やアウターディスクブレーキなど相鉄を特徴づけるメカニズムが採用されています。またセミクロスシート車を新たに2両連結したのも特徴です。
2007（平成19）年から現在のカラーに塗り替えられました。また2016（平成28）年から機器更新工事が始まりました。今後「YOKOHAMA NAVYBLUE」への塗装変更を予定しています。
9000系は、8000系と並行して1993（平成5）〜2001（平成13）年にかけて10両編成7本が製造されました。
（9503・かしわ台〜海老名・2017年2月22日）
8000系と並行製造された9000系は東急車輌製造（現・総合車両製作所）で製造されたのが大きな特徴です。その他ではアルミ車体、アウターディスクブレーキ、直角カルダン駆動など相鉄の特徴は引き継いでいます。前面や車体デザインは8000系に準拠していて、VVVFインバータ制御、セミクロスシート車が連結されているのも8000系と共通しています。
2007（平成19）年に新カラーとなりました。さらに2013（平成25）〜2014（平成26）年に機器更新を実施しました。そして2016（平成28）年からリニューアル工事が始まり、前面デザインを一新し車体カラーを「YOKOHAMA NAVYBLUE」に変更しました。現在は9703Fと9705Fがリニューアルされていて、順次出場する模様です。
それにしてもこの「YOKOHAMA NAVYBLUE」はビックリするカラーですね。
2002（平成14）年に登場した10000系は、従来の相鉄車と一線を画する存在です。
（10502・かしわ台〜海老名・2017年2月22日）
最大の特徴はJR東日本E231系をベースとしていることで、軽量ステンレス車体やTD平行カルダン駆動など、従来の相鉄車では採用されなかったメカニズムが採用されています。製造は9000系と同じ東急車輌製造（現・総合車両製作所）に加えてJR東日本新津車両製作所（現・総合車両製作所新津事業所）でも製造されました。
10両編成3本と8両編成5本の70両が在籍しています。2007（平成19）年に新カラーとなりました。
相鉄の最新形式は11000系で2009（平成21）年に登場しました。
（11901・かしわ台〜海老名・2017年2月22日）
11000系はJR東日本E233系がベース。前照灯の位置のせいか、前面のデザインもなんとなくE233系に似ています。
東急車輌製造（現・総合車両製作所）、総合車両製作所、JR東日本新津車両製作所（現・総合車両製作所新津事業所）で10両編成5本が製造されました。
JR東日本への乗り入れを考慮した準備工事が施されていますが、現時点では11000系がJRに乗り入れるかどうかの発表はされていません。
この他直通用の新形式も構想しているようなので、新しい形式が登場するのもそう遠くはないのかなと思います。
それにしても相鉄ってしばらく見ないうちにかなり変わったなぁ。