今年もスキーシーズンとなりました。と言っても最盛期と比べると見る影もない感じですが。でも小学6年〜中学2年まで、1980(昭和55)〜1982(昭和57)年まで小出に住んでいた自分としては、やっぱりあの頃のスキー臨時列車は思い出深いのです。
(「新雪」クハ183-11・石打・1981年3月)
上越線にはスキー臨時特急「新雪」が設定されていました。最盛期にはかなりの本数が設定され、181系、183系、485系が充当されていたようですが、この頃は実質的に下り2本、上り1本の設定となっていました。1往復は幕張電車区の183系0番代か田町電車区の183系1000番代を使用されていたのですが、個人的には183系0番代の「新雪」が好きです。
1982(昭和57)年11月15日の上越新幹線開業後も「新雪」は設定されていましたが、幕張電車区の183系は「とき」から転用された1000番代が基本になってしまいました。
(「新雪」クハ183-1530・新前橋・1982年12月)
また185系200番代も使用されるようになりました。
(「新雪」クハ185-301・石打・1983年3月)
急行列車も多数運転されていました。石打駅発着の列車は「石打スキー」号として運行されていました。
(「石打スキー」クモハ165-108・石打)
車両は新前橋電車区の165・169系や12系、14系などいろいろな車両を充当していました。
(「石打スキー」EF58 120・石打・1981年3月)
また小出発着の急行「小出スキー」も設定されていました。
(「小出スキー」クモハ165-117・小出・1981年2月)
スキー臨時列車はこの後「シュプール号」などに発展しましたが、現在はほぼ消滅してしまいました。
上越ルートではガーラ湯沢駅に直通する上越新幹線がその任についていると思うのですが、在来線が寂しくなったなと再認識しました。