12月9日に博多総合車両所へ回送されたドクターイエローT5編成の返却があると聞き、撮影しに行って来ました。
(923-3005・新横浜〜小田原・2016年12月13日)
聞いた話では、T5編成が博多総合車両所に行ったのは山陽新幹線のデジタルATCの試験のためだったのだとか。
現在全国の新幹線で唯一アナログATCを使っている山陽新幹線ですが、ようやく更新時期を迎え、2017(平成29)年春からデジタル化される計画になっています。
山陽新幹線内での試運転中に「こだま検測」のT4編成と遭遇していたようで、ああ羨ましい。
さて、当初の情報では「のぞみ156号」のスジで上ってくると聞き、撮影現場に向かったのですが、所定時刻にT5編成は現れず。
諦めてながら帰る途中で調べてみたら、名古屋を「のぞみ160号」のスジで上っているということがわかったので、撮影ポイントに舞い戻ってスタンバイです。
ちなみにこの撮影ポイントですが、まだ0系や100系が現役で、700系が登場していない頃に来て以来でしたが、雑草はキレイに整理されていて撮影はしやすかったです。
ということで、予行演習。
まずはN700系「のぞみ」を撮影。
(「のぞみ」784-2053・新横浜〜小田原・2016年12月13日)
X53編成は10月末に全検出場したばかりなので、まだ屋根が白くてキレイです。
700系C41編成の「こだま」。
(「こだま」724-40・新横浜〜小田原・2016年12月13日)
2019(平成31)年度末の東海道新幹線からの撤退へ向けて廃車進行中の700系C編成。今年夏に全検出場した編成がラストを飾ると思われます。
現在はまだ臨時「のぞみ」に入ることもありますので、記録するのは今のうちでしょう。
700系B9編成の「こだま」。
(「こだま」724-3009・新横浜〜小田原・2016年12月13日)
JR西日本の700系は3000番代B編成15本と、JR東海から譲渡された0番代C編成6本で共通運用を組んでいます。
C編成は300系3000番代を置き換えるために8本+部品取り用1本の合計9本が譲渡されましたが、2015(平成27)年にN700系4000番代に置き換えられて2本が廃車されました。
700系JR西日本車の東海道新幹線に関した正式なリリースはまだ出ていませんが、JR東海が全列車の最高速度を285km/hに統一すると発表しているので、N700系4000番代による置き換えが進められると思われます。また300系3000番代のように、JR東海のN700系2000番代を譲渡する可能性も高そうですね。
そして「ドクターイエロー」T5編成。
(923-3005・新横浜〜小田原・2016年12月13日)
「ドクターイエロー」の検測では、上り列車が関東を走行するのは日没後なので、明るい時間に撮れるのは貴重だと思います。
ところで2019(平成31)年度末に700系が引退したあと、「ドクターイエロー」はどうなるんでしょうね?