国鉄最大勢力を誇った103系も今ではJR西日本とJR九州に残るのみですが、103系の原点である山手線に新製配置された103系の中に、まだ現役の車両がいます。
(クハ103-230・京都・2016年10月28日)
山手線に新製配置された103系のうち、現存しているのは奈良所属のクハ103-215、216、223〜226、229、230、そして日根野所属のクハ103-250の9両。いずれも新製冷房車の先頭車です。
これら新製冷房車ですが、山手線のATC化に備えてATC対応のクハ103高運転台車を大量投入した結果、非冷房の低運転台車共々、その多くが関西に転属となりました。
ということで、山手線での活躍期間はほんのわずかだったのですが、結果的に長生きしているというのはすごいことですよね。
(クハ103-229・京都・2016年10月28日)
願わくは白い帯を消した姿になってくれないかなというところでしょうか。