中央線での試運転が続いている「TRAIN SUITE 四季島」。今日は猿橋駅で待ち構えました。
(E001-1・猿橋・2016年10月14日)
猿橋駅に行ったのは、J-TREC(総合車両製作所)が製造した中間車、5〜7号車の3両をチェックするためです。
(E001-7・猿橋・2016年10月14日)
川崎重工業がつくった7両はアルミダブルスキン構造の車両ですが、J-TREC製はステンレス車体となっています。
でも外観からはアルミとステンレスの差がわかりませんね。
5号車はラウンジ車です。
(E001-5・猿橋・2016年10月14日)
窓の形状と配置、そしてブラックアウトされた部分があるデザインがいろいろ気になります。
2階建て車両と同じ構体として、高い天井空間と立体的なフロアを実現するらしいです。
付随車なので台車は4号車と同じTR266形かと思いきや、形式が違いました。
(E001-5・猿橋・2016年10月14日)
銘板を拡大してみたら、なんとTR267形。
(E001-5・猿橋・2016年10月14日)
「四季島」はDT84形、DT85形、TR266形、TR267形と4種類の台車を履いているようです。
ちなみに5号車偶数寄りの台車にはPQ軸が組み込まれていました。
(E001-5・猿橋・2016年10月14日)
これは車両の試運転時に装着する車輪で、P=輪重、Q=横圧を測定するものです。
このPQ軸を組み込んだことで「四季島」の性能試験が本格化したということになるのだと思われます。
6号車はダイニング車です。
(E001-6・猿橋・2016年10月14日)
食堂部分の床は段差がついているようです。おそらく、車体中央部分は2階建て構造で1階が厨房になっているのだと思います。
7号車は「四季島」で一番ハイグレードな「四季島スイート」と「デラックススイート」が設置されます。
(E001-7・猿橋・2016年10月14日)
「四季島スイート」はメゾネットタイプで、2階には畳部屋を設置します。おそらく写真奥の部分ではないかと思います。「デラックススイート」はバリアフリーに対応した平屋構造で、そのかわり天井を高くしているそうです。
それにしても窓配置と客室レイアウトの関係が気になります。
なお1〜4号車、8〜10号車についてはこちらをどうぞ。
「四季島」は小休止の後、猿橋駅を発車していきました。
(E001-10・猿橋・2016年10月14日)
5〜7号車の見物が終わった後は、上り試運転列車を撮影。
初狩〜笹子間をいろいろ見て回りましたが、障害物なしで編成をすっきり撮れる場所があまりなかったので、初狩駅付近で妥協しました。
撮影後は裏高尾まで戻って、下り試運転列車を撮影。
(E001-1・高尾〜相模湖・2016年10月14日)
そんな感じで飛び回った2日間でした。