田園都市線では東急2000系と8590系がレアだと思っていましたが、よくよく調べてみたら実はもっとレアなのが東武30000系だったことがわかりました。
(クハ31609・市が尾〜藤が丘・2016年7月7日)
東武鉄道30000系のうち、地下鉄半蔵門線と東急田園都市線に乗り入れるのは31606F+31406Fと31609F+31409Fの2編成だけとなっています。東急8590系も2編成だけですが、30000系の方が運用範囲が広いのでレア度はこちらの方が高いかもしれません。
ところで東武30000系は1996(平成8)年から6両編成と4両編成を各15本製造され、2003(平成15)年から半蔵門線と田園都市線に直通運転を開始しました。しかし2006(平成18)年から50050系の直通運転が始まり、30000系のうち6両編成と4両編成各13本は地上線に転用され、宇都宮線や日光線で使用されました。
地上線用編成は2011(平成23)年から順次東上線に転属しました。
(クハ31615・朝霞〜朝霞台・2015年9月14日)
東上線に転属後10両固定編成化され、中間のクハ36600形とクハ31400形は付随車化されました。ただし乗務員室は撤去されていません。
30000系の地上線転用車は東上線に集結しました。今後は地下鉄乗り入れ編成の動向に注目したいところです。