DD51形は国鉄液体式ディーゼル機関車の決定版として四国を除いた全国各地の幹線、亜幹線の客貨両用に大活躍しましたが、今や定期運用を持つのはJR貨物愛知機関区所属機だけとなりました。そんな愛知機関区のDD51形を撮影してきました。
(DD51 825・富田浜〜四日市・2016年7月10日)
愛知機関区はJR東海道本線稲沢駅に隣接していて、ホームからも敷地外からも楽に見ることができます。
DD51 892とDD51 1803が重連状態で待機していました。
(DD51 892・愛知機関区・2016年7月10日)
DD51 892は92レで名古屋貨物ターミナルまで行って、試2751レの先頭に立って稲沢に戻ってきました。DD51 1803は82レで名古屋貨物ターミナルまで行き、試2751レの次機として稲沢に入区。
この2両は明日から重連の運用に入るので、このまま連結状態で昼寝をしているようです。
ちなみに愛知機関区のDD51形は500番代と800番代がいますが、800番代の方が多数派です。塗色は二代目A更新工事カラーが多数派。個人的には原色の方が好きですが、もうそんなことを言っている場合ではありませんね。
(DD51 856・愛知機関区・2016年7月10日)
既に車籍を失っており区名標も休車標も入っていません。部品取りとして確保しているようで、前照灯が抜かれているのがわかります。
2089レを牽引して稲沢駅から四日市駅へ向けて出発するDD51 825。
(DD51 825・稲沢・2016年7月10日)
貨物列車は名古屋まで貨物線を走行して、そのまま関西本線に入ります。
2089レが四日市に到着するのは約2時間後の12時25分で、高速道路を使えば余裕で先回りができます。ということで、まずは富田駅に向かいました。
富田駅では三岐鉄道のセメント返空列車3713レが出発時間待ち中。
(ED457・富田・2016年7月10日)
四日市から5362レを牽引してきたDD51 1801が構内で小休止しているのが見えます。
貨物列車が停車しているホームは三岐鉄道の電車が富田駅を発着していた時代に使用していたもので、現在は立ち入ることはできません。
3713レが発車してわずか11分後には三岐鉄道のセメント列車3714レが到着。
すぐにDD51 1801にバトンタッチしました。
(DD51 1801・富田・2016年7月10日)
富田駅から5365レとして四日市駅へ向かいます。
私鉄との貨物の受け渡し風景もすっかり珍しくなりましたね。
この列車は2089レの通過の12時37分に発車するので、沿線の撮影ポイントを探しつつ移動開始です。
富田浜駅から踏切をチェックしながら四日市方面へ移動したのですが、なかなかいい場所が見つからず、3つ目の踏切に来たところで警報器が鳴ったので、とりあえずカメラを持って車を降りました、
そして2089レが通過。
(DD51 825・富田浜〜四日市・2016年7月10日)
結果から言えば、なんとかなったかな(笑
5365レはこの22分後にやってくるので、さらに四日市方面に移動。少し開けた場所があったので、ここで撮影しました。
(DD51 1801・富田浜〜四日市・2016年7月10日)
コンテナじゃない貨物列車は個人的に好きです。
この5365レと入れ違いに2080レがやってくるのですが、移動する時間もないので超望遠で記録だけしておきました(笑
(DD51 857・富田浜〜四日市・2016年7月10日)
今回は重連列車を撮れなかったので、次回は重連列車を狙いたいところです。