(EF210-115・早川~根府川・2016年7月1日)
東海道本線最速の貨物列車「スーパーレールカーゴ」。佐川急便の専用特急貨物電車、略して特貨電。つまりJR貨物唯一の電車です。
(Mc250-1・戸塚~大船・2016年7月1日)
両端の2両ずつ、4両が電動車となっています。
最高速度は130km/hで、貨物最速。
以前夜行急行「銀河」に乗っていたときに、大磯辺りでこいつに抜かれたことがあります。
東海道本線の主力はEF210。
(EF210-140・戸塚~大船・2016年7月1日)
EF65の置き換えを主眼として、1,300t貨物を牽引するために製造。
1時間定格出力を3,390kWとした経済形で、ECO-POWER桃太郎というニックネームがつけられています。
また30分定格出力を3,540kWとして、関ヶ原越えやセノハチ越えのパワーを確保することによって、EF66との共通運用も可能としています。
現在は新鶴見機関区、吹田機関区、岡山機関区に配置。直流平坦区間の主力と位置づけられています。
EF66もまだまだ健在です。
(EF66-118・早川~根府川・2016年7月1日)
1,000tの貨物列車を100km/hで牽引することを目的として、当時世界最強の3,900kWを誇ったEF66。JR貨物も100番代を製造しました。0番代の廃車が進んでいますが、100番代はまだ建材で、現在も東海道・山陽本線を中心に活躍しています。
(EF65 2101・早川~根府川・2016年7月1日)
東海道本線でのEF65の運用は西浜松までの1往復と、四国運用列車への送り込みを兼ねた1往復となっています。
かつての東海道本線の主もすっかりレアな物となりました。
もっとレアなのがEF64。
(EF64 1043・早川~根府川・2016年7月1日)
現在、EF64は愛知機関区に集中配置されている関係で、首都圏で運用する機関車を送り込むために1往復設定されています。ちなみに、このカラーリングは高崎機関区オリジナルでした。
伯備線の運用もありますが、こちらは岡山機関区常駐となっていてカラーリングも異なります。
(EF200-7・早川~根府川・2016年7月1日)
1,600t貨物の牽引を想定して6,000kWという大出力を誇りながら、変電所容量の関係から本来の性能を発揮できなかった薄幸の機関車です。
定期運用はわずか4仕業となり、吹田以西のみとなりましたが、EF210の代走も多く入っています。
一方でEF66の代走に入ることもあって、このように首都圏に顔を出すこともあります。
いずれにしてもEF200は東海道本線のエースではなくなってしまったようです。
ともあれ、貨物輸送の大動脈である東海道本線は健在という感じでしたね。