阿武隈急行A417系が引退してしまいましたね | はやこま すていしょん!

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更新頻度は遅めですが、日々の出来事や趣味的なことを書いていこうかなと思っています。若干鉄分は濃い目の予定(笑

阿武隈急行で運用されていたA417系が3月26日で定期運用を終了し、5月28日にラストランをしたそうです。

(AT418・福島~卸町・2010年2月1日)
阿武隈急行A417系は元国鉄・JR東日本417系で、仙台K-1編成を2008(平成20)年に譲渡されたものです。
417系は1978(昭和53)年に仙台地区に投入された交直両用近郊形電車です。同時期に投入されたほかの近郊形電車同様、クロスシートのシートピッチを70mm拡大した1,490mmとした「アコモ改善車」でしたが、運用区間が地方線区且つ寒冷地で、さらに山岳路線を含んでいたことから、ステップ付き両開き2扉構造の車体と空気ばね台車、雪切り室、抑速ブレーキなどを備えていたのが特徴でした。

(AM417-1・梁川・2010年2月1日)
両開き2扉セミクロスシートという車体構造は、国鉄電車としては初採用となりましたが、後に413系や713系、717系に影響を与えました。
交直両用電車でしたが、営業運転では一度も直流区間に入らなかったようです。

(AM417-2・梁川・2010年2月1日)
阿武隈急行への入線に際して塗装変更のほか、編成の方向を転換しています。

(AT418・梁川・2010年2月1日)
入線後は朝夕のラッシュ時に福島~富野間で運行されていました。
この塗装って実は結構似合うなって思っていましたが、結局2010(平成22)年に一度見たきりでした。

(AM417-1梁川・2010年2月1日)
A417系の引退で、417系の営業列車に乗車する機会はなくなってしまいました。もっとも417系自体は元K-4編成が仙台レールセンターで訓練車として走っていますが。