京都鉄道博物館に行って来た「トワイライトプラザ」 | はやこま すていしょん!

はやこま すていしょん!

更新頻度は遅めですが、日々の出来事や趣味的なことを書いていこうかなと思っています。若干鉄分は濃い目の予定(笑

京都鉄道博物館のプロムナードを通り過ぎてまっすぐ行くと本館、左に曲がると「トワイライトプラザ」となります。正直どっちに行った方がいいのか悩むところですが、ここは「トワイライトプラザ」に行ってみることにしましょう。

(EF58 150/EF81 103・京都鉄道博物館・2016年5月14日)
京都駅のホーム上屋に守られた「トワイライトプラザ」にはその語源となった「トワイライトエクスプレス」とその牽引機EF81 103とブルートレイン24系とその牽引機EF58 150が並んでいます。
EF81 103はJR西日本に承継された16両のEF81形のうちの1両で、なおかつ「トワイライトエクスプレス」牽引機に抜擢された6両のうちの1両です。

(EF81 103・京都鉄道博物館・2016年5月14日)
「トワイライトエクスプレス」に合わせた塗色に変更したほか、乗り心地を向上させるために、密着式自動連結器と強化型緩衝器が取り付けられ、独特な面構えとなりました。
保存ではヘッドマークをつけていないようですが、そのうち取り付けるのでしょうか?

EF58 150は戦後に登場した旅客用旧型電気機関車です。

(EF58 150・京都鉄道博物館・2016年5月14日)
150号機は1985(昭和60)年に一度廃車となりましたが翌1986(昭和61)年に車籍が復活。製造時のカラーであるぶどう色に塗り戻されて、そのままJR西日本に承継されました。
そして京都鉄道博物館での保存に際して、青15号とクリーム色1号の標準色に戻されました。個人的にはこの塗色の方が馴染みがあるので歓迎してます。

「トワイライトプラザ」には「トワイライトエクスプレス」の客車が2両保存されています。1両は展望室付きスイート・ロイヤルのスロネフ25 501。

(スロネフ25 501・京都鉄道博物館・2016年5月14日)
「トワイライトエクスプレス」を超豪華夜行列車と決定づけた車両です。
そして食堂車「グランシャリオ」スシ24 1。

(スシ24 1・京都鉄道博物館・2016年5月14日)
「北斗星」用スシ24形同様、485系の食堂車サシ481形を改造した車両で、車体断面や台車など、24系との相違点だらけでしたが、気がつけば編成のアクセントとなって定着していた感があります。

24系はA寝台のオロネ24 4が保存されています。

(オロネ24 4・京都鉄道博物館・2016年5月14日)
1973(昭和48)年に向日町運転所(現・吹田総合車両所京都支所)に新製配置されて「彗星」「あかつき」に使用されました。晩年は青森車両センター(現・盛岡車両センター青森派出所)に配置されて「日本海」に使用されていました。そんなわけで関西との縁が深いこの車両がJR東日本から譲渡されて、保存されたようです。

「トワイライトプラザ」にはもう1両、EF65 1が保存されています。

(EF65 1・京都鉄道博物館・2016年5月14日)
EF65形は元々新型貨物用直流電気機関車の決定版でした。その後ブルートレイン牽引用のEF65形500番代P、特急貨物牽引用のEF65形500番代F、そしてPとFの機能を兼ね備えたEF65形1000番代PFへと発展していきました。
とはいえ、EF65形0番代は地味な存在だったのですが、ここに保存されたことで、現存唯一の標準色EF65形0番代となりました。これはかなり貴重ですね。