
(デハ6007/デハ7039・津軽大沢・2016年5月8日)
九州応援マークも掲出されました。
7040Fは前面を弘南鉄道の旧塗装ラッピングを施しています。

(デハ7040・津軽大沢・2016年5月8日)
もとは東急7000系で、日本初のオールステンレス車でした。その甲斐あってか車体が長持ちしていて、18m級という使いやすい車体ということで、多くの地方私鉄に譲渡されました。本家東急でもVVVFインバータ化した7700系が健在です。
そして7040F以上に注目度が高かったのが6000系。

(デハ6007・津軽大沢・2016年5月8日)
東急時代の状態に復元し、行先方向幕も渋谷を表示するという凝りようです。
デハ6008にはカラフルな帯が付いていました。これはこどもの国線で運用していた東急7000系に施された帯です。

(デハ6008・津軽大沢・2016年5月8日)
助手席窓にはこどもの国線の表示板が掲出されていました。
ちなみに6000系がこどもの国線を運行していたときは特製ヘッドマークを掲出していました。
撮影会もうひとつの目玉が電気機関車ED22 1。

(ED22 1・津軽大沢・2016年5月8日)
元々は信濃鉄道(現・JR大糸線)の1形で1926(大正15)年製です。国有化後に国鉄ED22 1となりました。その後西武鉄道に譲渡されて1形となりましたが、近江鉄道に譲渡された際にED22 1に復帰。その後一畑電気鉄道を経て1974(昭和49)年に弘南鉄道にやって来ました。
ED22 1の主な仕事は除雪。ということでラッセル車キ105を後押しします。

(キ105・津軽大沢・2016年5月8日)
キ105は元国鉄キ100形キ157です。ED22 1との間にジャンパ連結器がつながれていたので、なにか遠隔操作ができると思われます。
ちなみにこのタイプのラッセル車で現役なのは弘南鉄道弘南線キ104(国鉄キ104)、津軽鉄道キ101(国鉄キ120)とこのキ105の3両のみです。
地方私鉄らしいコンパクトなイベントでしたが、それだけのんびりしていて楽しいひとときを過ごすことができました。