「やまどり」で行く清水峠越えの旅 | はやこま すていしょん!

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更新頻度は遅めですが、日々の出来事や趣味的なことを書いていこうかなと思っています。若干鉄分は濃い目の予定(笑

今日は久しぶりに上越線の清水峠を越えてきました。往路に乗車したのは「やまどりもぐら」。「リゾートやまどり」の485系700番代6両編成を使用した臨時列車です。

(「やまどりもぐら・クロ485-703・水上・2016年4月23日)
「SLみなかみ」と接続して水上~越後湯沢間を往路は「やまどりもぐら」、復路は「やまどりループ」として走ります。
「やまどりもぐら」の所以は上越線下り線の土合駅が新清水トンネル内にあることです。
でも新清水トンネル内には湯桧曽駅のホームもあります。

ただし、こちらは上り線ホームと高低差があるわけではないのですが。

さらに進むと土合駅に到着します。

(「やまどりもぐら・クロ485-703・土合・2016年4月23日)
土合駅下りホームは地下70mにあり、上りホームとは81mの高低差があります。

駅舎との間には合計486段の階段があります。標準所要時間は10分。「やまどりもぐら」は19分停車しているので、がんばれば駅舎まで往復できます。

土合駅下りホームはもともと通過線(本線)とホームがある待避線の1面2線でしたが、2005(平成17)年に1面1線に改修されました。

現在も旧ホームは残り、待合所とトイレはそのまま使われています。
新清水トンネルにはかつて新茂倉信号場がありました。

ここにはかつて待避線があり、トンネル断面も大きくなっています。
この先は復路と重複するので省略。

復路は「やまどりループ」。

(「やまどりループ」クハ484-703・越後湯沢・2016年4月23日)
ここからは前面展望をしていきましょう。
岩原スキー場前はかつて13文字で日本一長い駅名でした。

変則的な2面2線の駅です。

越後中里駅は国鉄時代の面影を残しています。

中里スキー場には旧型客車が休憩所として健在です。

そして列車名の由来となるループ線に突入。最初は松川ループです。

松川ループを通過すると、土樽駅。

かつては通過線と待避線の2面4線でしたが、現在は2面2線に改められています。

下り線の新清水トンネルを右手に見ながら清水トンネルに入ります。

単線時代は清水トンネル内で列車交換ができるように茂倉信号場を設置していました。

現在は廃止されています。
清水トンネルを抜けると土合駅に到着。

下り線と違い土合駅は地上にあります。

(「やまどりループ」クハ484-703・土合・2016年4月23日)
土合駅が現在は無人駅ですが、立派な駅舎もあります。

前述のとおり下り線とは階段でつながっています。

階段の段数も表示されています。

確かに486段だ。

単線時代は島式ホームで列車交換が可能な駅でしたが、複線化後旧下り線は待避線となっていました。その後1面1線化。さらに1995(平成7)年の土砂災害でホームが分断されています。

土合駅を発車すると旧北湯桧曽信号場を通過。

単線時代は湯桧曽駅で、1面2線の駅でした。

そして湯桧曽ループに近づいてきました。

湯桧曽ループは上の線路と下の線路が同時に見ることができる希少なループ線です。

複線化時に移設された湯桧曽駅。上り線は地上にあります。

トンネル内のホーム向かう下り線が見えますね。
ここは1949(昭和24)年に大穴仮乗降場が開設された場所です。1963(昭和38)年に新湯桧曽信号場となり、1967(昭和42)年に湯桧曽駅となりました。

そして終着の水上駅。

かつての水上機関区もSLイベントの会場となりました。
ともあれ、久しぶりの清水峠越えは楽しかったです。