
(「SL函館大沼号」C11 207・森・2010年5月4日)
C11 207は8月頃に入線予定です。
今年に入って東武鉄道はSLの機関士4名の養成を秩父鉄道と大井川鐵道に機関助士2名と研修員8名の養成をJR北海道に委託しています。さらに真岡鐵道でも乗務員養成の協力を得ることができ、教育訓練を進めていくようです。
SL列車の編成は、けん引するSL、車掌車、客車3両、そして補機のDLを予定。車掌車はヨ8000形。JR貨物からヨ8634、西日本からヨ8709の譲渡を受けるようです。

(ヨ8969・鹿児島車両所・2010年10月15日)
写真のヨ8000形ではありませんが同型車ということで。
6月頃には受け入れる予定。
スペースの都合上C11形に東武ATSの搭載は難しいと言われていることから、ヨ8000形に東武ATS機器を搭載するのかもしれません。
客車についてはJR四国から12系と14系の譲渡を受けます。
12系はオロ12 5とオロ12 10。

(オロ12 10/オロ12 5・高松運転所・2014年3月5日)
14系はスハフ14 1、スハフ14 5、オハ14 1、オハフ15 1の4両。

(スハフ14 33・豊田町~天竜川・2004年11月20日)
この編成の2両目がスハフ14 1です。
受け入れは9月頃。
所要3両編成に対して譲渡車は6両。おそらく3両は部品取りだと思います。電源車としてスハフ14形は必須なので、1か5のどちらかを使ってもう1両は部品取り、もしくは予備車となると思います。3両編成なら電源車は1両で足りるので、もう片方の緩急車はオハフ15 1で決まりでしょう。では中間車はどうなるのか? 12系と14系は混結できますからオロ12を連結して、もう1両のオロ12が部品取り。そしてオハ14 1はオハフ15の部品取りということになるのでしょうか?
C11と車掌車、客車は東武博物館が譲り受けることになっています。
一方補機用のDL、D10 1099はJR東日本から東武鉄道が譲り受けます。

(DE10 1099・大宮総合車両センター・2004年5月29日)
受け入れは12月頃。
塗色がどうなるのか楽しみですね。
下今市駅は駅舎を改修し、SL見学エリアも設ける予定です。
ターンテーブルも譲り受けます。下今市駅には長門市駅のターンテーブルを、鬼怒川温泉駅には三次駅のターンテーブルを10月頃に受け入れる予定となっています。
また南栗橋車両管区にSL用の南栗橋検修庫を新設します。2016(平成28)年8月以降整備・検修を行い、南栗橋車両管区で試運転を実施するらしいです。
JR北海道、JR東日本、JR西日本、JR四国、秩父鉄道、真岡鐵道、大井川鐵道と多くの関わりを持って準備が進む東武のSL列車。ちょっと楽しみになってきました。