京浜急行新1000形1800番台 | はやこま すていしょん!

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更新頻度は遅めですが、日々の出来事や趣味的なことを書いていこうかなと思っています。若干鉄分は濃い目の予定(笑

京浜急行に登場した新1000形1800番台をようやく撮影することができました。

(デハ1801・雑色・2016年4月8日)
性能的にはステンレス車体の新1000形15次車と同様らしいのですが、外観はかなり変わりました。一番の変化は前面中央に貫通路を設けたことです。そして側面のカラーリングがアルミ車に近いものになっています。
ちなみにステンレス車体の新1000形6~14次車はこのような外観です。

(デハ1089・雑色・2016年4月8日)
前面向かって左側に非常口を設置しているスタイルです。これは600形、2100形と共通したデザインで、最近の京急車両のアイデンティティを確立させた感があります。
ちなみにアルミ車の側面カラーリングはこんな感じです。

(デハ1001・雑色・2016年4月8日)
塗装車体の方が白の面積が広くて、しかも塗りわけ方が複雑になっていますが、これは1800番台のラッピングの手間を考慮したものだと考えられます。

さて、なぜ1800番台が貫通路付きで登場したのでしょうか。その理由は新1000形の編成と運用を見るとわかってきます。
新1000形には3種類の編成があり、それぞれ異なる運用に入っています。
8両編成は優等列車を中心に都営浅草線や京成線にも乗り入れています。

(デハ1073・雑色・2016年4月8日)
8両編成と同時に登場した4両編成は、8両編成を12両化する増結編成としての目的や、支線での普通列車運用など柔軟な運用に対応した編成でした。

(デハ1413・雑色・2016年4月8日)
また、4両編成を2本連結した8両編成でエアポート急行にも使用されています。

(デハ1453・雑色・2016年4月8日)
その他6両編成も存在し、本線の普通列車やエアポート急行に使われています。

(デハ1331・雑色・2016年4月8日)
このように4両、6両、8両編成で明確な運用分けをしているのですが、4両編成についてはエアポート急行の例を見ればわかるとおり、8両編成での運用も可能です。
しかし従来車では非常口がずれるため編成同士を通り抜けることができず、地下鉄に直通はしていません。
これが1800番台同士なら貫通8両編成を組むことができるので、地下鉄直通もできるようになります。こうなれば4両編成の運用の柔軟性がさらに高まるというわけです。
現在は2編成のみで、8両編成を使用するエアポート急行に限定充当されていますが、いずれは増結車や地下鉄乗り入れなど幅広い運用につくものと思われます。