久しぶりの103系 | はやこま すていしょん!

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更新頻度は遅めですが、日々の出来事や趣味的なことを書いていこうかなと思っています。若干鉄分は濃い目の予定(笑

出張で京都に行ったときは、必ず京都駅奈良線ホームに立ち寄ります。それは関東では見ることができない103系を見るためですが、今回はスカイブルーの103系がいました。

(クハ103-127・京都・2016年2月5日)
スカイブルーの103系といえば関東では京浜東北線や京葉線のカラーでしたが、関西では東海道・山陽本線や阪和線のカラーですね。所属表記は近ヒネのままでしたが、奈良区で運用されている模様。

クハ103-127は103系のなかでも1964(昭和39)~1967(昭和42)年にかけて製造された初期グループの先頭車です。数少ない汽車会社製造の車両のようですね。

(クハ103-127・京都・2016年2月5日)
このグループの先頭車、付随車は踏面ブレーキを装備したTR201形台車を装着しています。この車両は偶数側に連結されていますが、クハ103形0番代は方向転換可能なので問題はありません。
上段上昇、下段上昇の2段窓は健在ですが、延命N工事で戸袋窓は埋められ、前面窓、前面行先方向幕、列車番号表示器のHゴムは金属に交換されました。

モハユニットは1974(昭和49)年以降に製造された新製冷房車です。

(モハ102-642・京都・2016年2月5日)

(モハ102-486・京都・2016年2月5日)
モハ102形とモハ103形で番号がずれているのは初期型にクモハ103形が存在しているからです。
1971(昭和46)年製造の第1次改良車以降、窓はユニット窓になり、4隅の丸みがなくなりました。また新製冷房車は側面行先方向幕が新製時より装備されています。
このユニットは延命N40工事を受けていて、戸袋窓も埋められました。

クハ103-135は1967(昭和42)~1970(昭和45)年に製造されたグループです。

(クハ103-135・京都・2016年2月5日)
このグループでは先頭車と付随車にディスクブレーキが装備され、台車もTR212形に変更されています。
延命NA工事を受けています。

関東から姿を消して久しい103系ですが、関西でも323系の投入で大きな動きがありそうです。今後の103系、201系、205系の動向に注目したいところです。