残り少なくなった江差線の日常 | はやこま すていしょん!

はやこま すていしょん!

更新頻度は遅めですが、日々の出来事や趣味的なことを書いていこうかなと思っています。若干鉄分は濃い目の予定(笑

函館出張のついでに五稜郭駅で、3月26日の北海道新幹線の開業で様変わりする江差線の車両達を撮影してきました。

(EH500-8・五稜郭・2016年1月27日)

江差線のローカル列車に使用されているキハ40形。

(キハ40 1806・五稜郭・2016年1月27日)
国鉄時代末期に製造されたキハ40系の両運転台形北海道仕様であるキハ40形100番代をワンマン対応化遺贈したのがキハ40形700番代。そのキハ40形700番代を延命改造したのがキハ40形1700番代です。
函館運輸所には20両のキハ40形1700番代が所属していて、江差線と函館本線で運用されています。
北海道新幹線の開業で江差線は経理分離され、道南いさりび鉄道となりますが、同社にはJR北海道からキハ40形9両が譲渡されることになっています。

485系3000番代「白鳥」。

(「白鳥」クロハ481-3017・五稜郭・2016年1月27日)
JR東日本青森車両センター所属の485系3000番代を使用した特急で2往復設定されています。かつては「はつかり」でしたが、2002(平成14)年の東北新幹線八戸開業時に「白鳥」となりました。
今や485系を使用した定期特急列車は「白鳥」のみです。
北海道新幹線の開業で「白鳥」は廃止。485系3000番代も定期運用を失いますが、E751系「つがる」の代走用予備車が残るのかどうかはわかりません。

EH500形。首都圏と北海道のスルー運転を可能にした交直両用電気機関車「金太郎」です。

(EH500-44・五稜郭・2016年1月27日)
首都圏のEF65形、東北本線交流区間のED75形重連、そして海峡線のED79形重連を単機で置き換えた画期的な電気機関車です。
北海道新幹線 開業後、青函トンネル付近の新幹線・在来線共用区間は交流25,000Vに昇圧され、保安機器はDS-ATCに変更。無線も新幹線用に変更されます。これ らに対応していないEH500形は青函トンネルを通過することが出来なくなり、東青森~五稜郭間はEH800形に置き換えられ、EH500形は北海道から姿を消します。

789系「スーパー白鳥」。

(「スーパー白鳥」クハ789-201・五稜郭・2016年1月27日)
2002(平成14)年の東北新幹線八戸開業時に、快速「海峡」を格上げしたのが「スーパー白鳥」。同時に投入されたのがJR北海道789系です。
789系はその後も増備され、さらに785系300番代を加えて、海峡線のエースとして活躍していますが、北海道新幹線の開業で「スーパー白鳥」は廃止され、789系は道央に転用される模様です。785系300番代は恐らく廃車となると思われます。

江差線を行き交った485系3000番代、789系、EH500形はあと2カ月弱で姿を消すことになり、またひとつの時代が終わろうとしています。