
2014(平成26)年6月に旧十和田観光電鉄7200系2両の譲渡を受け、整備の後2015(平成27)年2月から営業運転を開始しました。
元を正せば東急電鉄7200系で、デハ7211、7259がモハ7204、7305として入線すると同時に、両運転台化されています。増設された運転台は切り妻で東急8000系によく似ています。

(モハ7305・千頭・2015年6月4日)
両運転台車なので、単行運転も可能ですが、当面は2両編成で運行されるようです。
16000系は元近鉄の特急車で、1997(平成9)年に入線。近鉄時代の塗色のまま使用されています、

(モハ16003・千頭・2015年6月4日)
大井川鐵道入線に際してワンマン設備関連の改造をしています。写真の第3編成は2002(平成14)年に入線。リクライニングシートを装備しています。なお第1、2編成は回転クロスシートを配置。第1編成は7200系に置き換えられて廃車となりました。
21000系は元南海21001系です。

(モハ21002・千頭・2015年6月4日)
最後までクロスシートを配置していた第1、2編成の先頭車が譲渡されました。
すでに引退していますが、元京阪3000系が家山駅に留置されています。3000系は1995(平成7)年に2両が入線しました。

(クハ3507・家山・2015年6月4日)
引退直前にクハ3507に京阪時代のマークと京阪テレビカーのロゴが復活しました。
かつては西武鉄道や小田急電鉄、岳南鉄道、北陸鉄道からの譲渡車もありましたが、現在はかなり整理されました。一方で西武鉄道の電気機関車E31形3両を2010(平成22)年に購入しています。

(E33・家山・2015年6月4日)
出力は520kW。E31形は未だに車籍を持っておらず、分散されて留置されています。
E10形は大井川鐵道生え抜きの電気機関車で、1949(昭和24)年に3両が製造され、当初は貨物列車けん引に使用されていました。

(E101・千頭・2015年6月4日)
出力は600kW。現在はSLの補機に使用されています。3両とも形態が異なるのが特徴でしたが、E103は2003(平成15)年に引退しました。
ED500形は大阪窯業セメント専用線で使用されていた600kW級の電気機関車いぶき500形の譲渡を受けたもので、大井川鐵道には1999(平成11)年に入線しました。

(ED501・千頭・2015年6月4日)
2005(平成17)年にED501を三岐鉄道に貸し出しし、ED502は売却されました。ED501は2003(平成15)年に大井川鐵道に復帰して、現在に至ります。
各地から集まった電車や電気機関車を見るのも大井川鐵道の楽しみのひとつですね。