【廃線跡探訪】琴平電鉄塩江線「道路脇に忽然と現れるトンネル」 | はやこま すていしょん!

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更新頻度は遅めですが、日々の出来事や趣味的なことを書いていこうかなと思っています。若干鉄分は濃い目の予定(笑

琴平電鉄塩江線は、子会社の塩江温泉鉄道を吸収合併した路線で仏生山~塩江温泉間をガソリン動車で運行していましたが、1941(昭和16)年に廃止されました。廃止から74年立っていますが、トンネルや橋脚の一部が現存していることで知られています。

起点となる高松琴平電鉄仏生山駅は、琴電の車庫と工場がある一大拠点です。

しかし塩江線の面影はありません。
仏生山駅から香川町浅野までは道路に転用されて、駅の痕跡も残っていません。

その途中にはガソリン道という標識が建てられています。

でも、知らない人が見たらなんの意味かわからないかもしれませんね。
香川町浅野に到達すると、目の前に突然トンネルが姿を現します。これが最初の遺構です。

道路はそのまま議に曲がり、塩江街道に合流します。
トンネルは左にカーブしていますが、距離が短いので出口側の明かりがみえます。

で、その出口ですが、なんと民家の敷地内にあるようで、近づくことができませんでした。

トンネルを抜けるた廃線跡は塩江街道に吸収されてしまったようで、また痕跡がなくなります。そして岩崎付近からは自転車道に転用されています。ところが、この自転車道、いつのまにか自動車通行可になっていました。
自転車道では鉄橋を転用した場所がいくつかあります。

これは塩江町安原の鉄橋跡です。
さらに進んでいくと、右側に橋台が姿を現します。

その先にはトンネルがあり、そのままくぐることができます。

このトンネルの先に、自転車道と並行して橋台が立っていたはずなのですが見落としてしまったようです。
さらにもうひとつトンネルをくぐります。

自転車道は塩江中学の近くで終わり、廃線跡の痕跡も一旦消えるのですが、塩江町邸球場の近くにもうひとつトンネルが残っているようです。
一旦国道193号線に出て塩江温泉へ向かうと、橋台が出現。

おそらく、この山のどこかにトンネルがあると思われます。

川を渡ると塩江温泉。この先にある塩江病院付近に駅があったようです。

駅施設は残っていませんが、橋台やトンネルが結構残っています。それにしても坂が急で、よくガソリンカーで坂を上れたものだな。

帰りの飛行機の時間の関係でゆっくり探訪はできませんでしたが、またの機会に再訪したいと思います。