現存する西武3000系 | はやこま すていしょん!

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更新頻度は遅めですが、日々の出来事や趣味的なことを書いていこうかなと思っています。若干鉄分は濃い目の予定(笑

西武国分寺線で運用されている3000系3007編成を見かけました。

(クハ3007・国分寺・2014年10月24日)
3000系は1983(昭和58)~1987(昭和62)年に池袋線系統の界磁チョッパ車として8両編成9本が製造されました。当時の池袋線は20m3扉車の101系、新101系で揃っていたこともあり、乗車整理の便を考慮して3000系も20m3扉で製造されました。

一方、西武新宿線では1977(昭和52)年に4扉の2000系を投入済みで、1988(昭和63)年には新2000系を増備して3扉車を駆逐。余剰となった101系は池袋線の101系初期車を置き換えましたが、1990(平成2)年からは新2000系が池袋線に直接投入されるようになりました。さらに営団有楽町線との相互乗り入れに備えて4扉の6000系の製造を1992(平成4)年から始まり、以後西武の通勤車の新製は4扉車のみとなっています。
その1992(平成4)年には3000系4編成が新宿線に転属しました。

(クハ3013・井荻・2011年1月4日)
しかし、3扉車の立場は狭くなっていき、2010(平成22)年には3005編成と3007編成を6両編成化して国分寺線に転用しました。国分寺線では2000系とともに運用されています。
残る8両編成7本は30000系の投入によって2013(平成25)年から廃車が始まり、新宿線からはすでに撤退、池袋線で3009編成と3011編成が残るのみとなっています。

(クハ3011・保谷~ひばりヶ丘・2014年7月21日)
銀河鉄道999ラッピング編成は12月まで運行されることが発表されているので、3000系8両編成は12月で運用終了となるかもしれませんね。
3000系より古い新101系はワンマン4両編成に改造されて支線で運用されていますが、3000系の編成数が足りなかったためか、それとも列車本数が少なくて回生ブレーキを使えないためなのかワンマン化改造されることはなさそうです。3000系は西武鉄道の時代の並に翻弄された感がありますね