
(クハ721-3016/クハ711-214・岩見沢・2014年9月2日)
733系の増備ですっかり様相が変わってしまった札幌近郊。

(クハ733-216・札幌・2014年9月2日)
1996(平成8)年に登場した3扉ロングシートの通勤形電車731系を進化させ、完全バリアフリー化されて2012(平成24)年に登場した733系。札沼線電化用として製造されましたが、実際の運用は函館本線が多い感じです。
2014(平成26)年には快速「エアポート」用の3000番代も登場しました。

(「エアポート」クハ733-3101・札幌・2014年9月2日)
「エアポート」は新千歳空港のアクセスのほか、千歳線沿線住民の重要な足となっていて、転換クロスシートの721系ではさばききれないこともあったのか、ロングシートの733系3000番代の登場となったようです。
指定席のuシート車はもちろんリクライニングシート付き。

(サハ733-3201・札幌・2014年9月2日)
733系3000番代は5編成製造され「エアポート」の4割を置き換えるそうです。
735系もやってきました。

(クハ735-101・札幌・2014年9月2日)
JR北海道初のアルミ車体を採用して2010(平成22)年に登場した735系は2編成のみ製造。多分に試作的要素を持っていて、2年間の冬季試験で性能を確認の上、営業運転に投入しました。
735系のあとでステンレス車体の733系が登場しているわけで、今後増備されるのかはわかりません。
とりあえずレアなことは間違いないかなと思います。
さて、札幌で711系を見るのは難しいので「スーパーカムイ」で岩見沢に行ってみました。すると711系S-114編成が昼寝をしていました。

(クハ711-214・岩見沢・2014年9月2日)
北海道初の国鉄形電車として登場した711系。自分が札幌に住んでいた小学生時代は実質的エースだったのですが、終焉の時が近づいてきています。そんななかで2編成いる原色編成の1本に出会うことができてラッキーでした。
711系に出会った後「スーパー宗谷」で札幌に戻ります。
最近733系に押され気味の721系「エアポート」がやってきました。

(「エアポート」クハ721-3101・札幌・2014年9月2日)
酷寒地の北海道では車内保温のために近郊形電車といえど2扉デッキ付きだったなか、3扉デッキ付き転換クロスシートで登場した721系は当時としては画期的だったと思います。でも721系でもさばくのが大変なほど札幌近郊の利用客は増えているのでしょうね。
今回731系を見かけませんでしたが、ある意味兄弟車であるキハ201系には遭遇しました。

(キハ201-102・札幌・2014年9月2日)
731系と共通の車体を持つキハ201系。それだけではなく、731系と併結して協調運転することができます。しかも単独運転時は車体傾斜装置を使用して走行することができるなど、かなり万能な車両なのですが、3両編成4本12両のみの存在です。
711系の縮小、札沼線の電化でステンレス率が一気に高まった感がある札幌近郊。いやはやすっかり変わったなぁ。