
(クモハ115-1049・加茂~羽生田・2014年6月29日)
1976年に0番代が長岡運転所に配置されて、それまでの主だった70系の置き換えを開始。1978年からはアコモデーション改善車の耐寒耐雪仕様1000番代を新製投入し、70系はもとより115系0番代も岡山に追いやって、しばらく1000番代の天下が続きました。
1984年に越後線、弥彦線が電化された際に、各地から0番代や2000番代が新潟運転所(現・新潟車両センター)に転入してきました、1999年12月4日のダイヤ改正で長岡運転所の車両も新潟運転所に集約され、現在に至ります。
新潟地区の電車の特徴として新潟色の存在があります。その元祖は70系で採用されたもので、黄色と小豆色のツートンカラーを採用していました。115系投入後は長らく湘南色となっていましたが、1986年に白地に青い太帯と赤い細帯で構成した新潟色が登場しました。1993年から2次新潟色と呼ばれるカラーに変更。

(クハ115-1501・萩川~亀田・2014年6月29日)
1999年から一部の3両編成がリニューアルされ、それに伴って3次新潟色に塗色変更されました。

(クハ115-1056・来迎寺~前川・2014年6月29日)
昨今のリバイバルカラーの流れは新潟にもあり、2011年以降湘南色に戻された編成があります。これはL9編成。

(クハ115-1057・加茂~羽生田・2014年6月29日)
このほか弥彦線用ワンマン塗色もあるので、新潟地区の115系は全4色が存在することになります。
編成もバリエーションに富んでいます。
2両編成は本線用のS編成、ワンマン対応のY編成が存在。

(クモハ114-1516・加茂~羽生田・2014年6月29日)
3両編成はN編成。

(クモハ115-1044・来迎寺~前川・2014年6月29日)
そして4両編成はL編成です。

(クハ115-552・加茂~羽生田・2014年6月29日)
なお新潟車両センターにはAU712冷房装置搭載車が現存しているという点でも注目に値します。
そんな新潟の115系ですが、2014年度からE129系の投入が始まるため、次第に数を減らしていくことになります。