【2014年6月新潟撮り鉄】(その2)E653系1000番代と0番代 | はやこま すていしょん!

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更新頻度は遅めですが、日々の出来事や趣味的なことを書いていこうかなと思っています。若干鉄分は濃い目の予定(笑

前回のブログに書いたとおり、E653系1000番代の「いなほ」運用への投入が7月12日で完了。485系の「いなほ」定期運用が消滅します。いうまでのないことですがE653系1000番代は「フレッシュひたち」に使用されていたE653系0番代基本編成を改造して転用したのもです。

(クハE653-1004・新潟車両センター~新潟・2014年6月29日)
今回撮影対象ではなかったので写真は適当(笑)。カラーリングは賛否両論のようですが、まぁこれはこれでいいいのではないかと思います。驚いたのは「HITACHI EXPRESS」のの文字が入っていたアクリル愛称表示(?)が無地になっていたこと。これでは現代版ひかり前頭みたいですね。
1000番代への改造内容はカラーリング変更のほか、スカートの強化、スノープラウや着雪防止装置が設置されています。E653系0番代はJR東日本の汎用車として開発されたので元々耐寒耐雪構造になっていましたが、それをさらに強化したようです。
編成は7両編成のままですが、1号車のクハE652形0番代をグリーン車のクロE652形1000番代に改造しました。

(クロE652-1004・新潟車両センター~新潟・2014年6月29日)
クロE652形1000番代は種車の窓配置をそのまま活かしてリクライニングシートを1,820mmピッチで配置。座席間に仕切りを設けて居住性を最大限確保しているのが特徴です。またラウンジも備えているため定員はわずか18名です。

ところで、485系「北越」「くびき野」を待っていたら、E653系0番代がやってきました。

(クハE653-104・加茂~羽生田・2014年6月29日)
勝田車両センター所属の付属K354編成です。たしか「フレッシュひたち」撤退後は長岡車両センターに疎開していた編成だと思うのですが、窓にはカーテンが降ろされていました。
調べてみたら信越本線でハンドル訓練をしているらしいです。
ということはE653系の運用は信越本線にも広がるということなのでしょうか?

前回も書いたとおり北陸新幹線開業後の信越本線区間については、「くびき野」は北陸新幹線に影響を受けないので存続する可能性は高そうですが、「北越」は廃止されると予想しています。ただし、北陸新幹線と接続する列車の可能性もあり、そうなると「北越」の運転区間変更、もしくは「くびき野」への統合も考えられます。
特急は「みのり」で失敗しているので可能性は高くない気がします。というより「北越」と「くびき野」の直江津~新潟間の所要時間は同じなので、特急投入は料金的にサービスダウンになるでしょう。

E653系1000番代は全8編成。今回「いなほ」の485系を置き換えてると、少し運用を組み替えることができるので、多分所用は5編成。仮に「くびき野」をすべて置き換えたとしてもおそらく6編成で回せる気がします。また「北越」を統合して「くびき野」を増発してもあと1編成あれば大丈夫そうで、定期運用に関してはE653系1000番代化も不可能ではなさそう。とはいえ、臨時運用や波動輸送を考慮すると485系全廃とまではいかないかな?
というわけでハンドル訓練をしているらしいE653系0番代K354編成。

(クハE652-104・加茂~羽生田・2014年6月29日)
E653系0番代付属編成については書類上は全4編成が勝田車両センターに所属しています。当初は2012年にE657系に置き換えられた後、いわき~仙台間の常磐線特急に転用されることになっていましたが、東日本大震災の影響で常磐線が被災したため、白紙になってしまいました。
現在は波動用や臨時運用に使用されていますが、この先定期運用が復活するかどうかは気になるところ。一番可能性が高いのは仙台車両センターの磐越西線運用なんですけどね。