
(66/54・松山市駅前・2014年5月22日)
モハ50形は1951~1965年にかけて28両が製造された、軌道線初のボギー車です。後継車が登場していますが、現在も松山市内線の主力となっています。

(57・鉄砲町・2014年5月22日)
50形は51~61の前期形と62~78の後期形に大きくわかれます。前期型は屋根が深いのが特徴ですが、さらに製造時の形態で細かく分類され、ポール集電で扉が前後端配置だった51~53、ビューゲル集電に変更された54~55、前中扉に変更され、バス窓となった56~58、そして防振台車を装着した59~61となっています。扉配置は後に前中扉に統一され、集電装置はビューゲルに統一後、Zパンタグラフに変更されました。
後期型は屋根が浅くなっていますが、こちらも細かく分類されるようです。

(72/66・道後温泉・2014年5月22日)
62~64はバスの工法をを取り入れた軽量車体を採用。65~69は前扉が1枚に変更されました。70~78は工法を従来の方式に戻したため、若干車重が増えています。
モハ2000形は元京都市電2000形で、保存された1両を除く5両が1979年から導入されました。

(2003・古町・2014年5月22日)
前照灯などが改造されたほか、1,067mmに対応させるために車輪と車軸を交換しました。
モハ2100形は2003年から投入されている低床車。伊予鉄初のVVVFインバータ車でもあります。

(2110/2101・松山市・2014年5月22日)
アルナ工機のリトルダンサータイプSがベースで、低床の単車は日本初導入となりました。今後も増備されるものと思われます。
坊っちゃん列車は2001年から運行を開始した観光列車です。

(1・古町・2014年5月22日)
機関車の外観は蒸気機関車然としていますが、煤煙対策もあり実はディーゼル機関車です。機関車にはジャッキを搭載し、その場で方向転換が可能となっています。
坊っちゃん列車は2編成あり、第1編成はがD1形1+ハ1形1+ハ1形2、第2編成はD2形14+ハ31形31で構成されています。
ディーゼル機関車とはいえ、軌道区間をこの列車が走るのは結構インパクトありますね。
伊予鉄松山市内線はかなりの高頻度運転で便利です。また将来JR松山駅の北側への延伸構想もあるようで、今後の発展も期待されています。