「SL銀河」を撮って乗ってきた! | はやこま すていしょん!

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更新頻度は遅めですが、日々の出来事や趣味的なことを書いていこうかなと思っています。若干鉄分は濃い目の予定(笑

4月から釜石線を走っている「SL銀河」に乗りに行って来ました。

(「SL銀河」C58 239・宮守~柏木平・2014年5月17日)
先週、えきネットで調べてみたら、上り「SL銀河:のきっぷが確保できました。そして遠野~釜石なら下りも確保できたので、「SL銀河」に乗ってみることにしました。
せっかくなら有名な撮影ポイントである眼鏡橋で「SL銀河」を撮影したかったので、「はやて111号」で東京を出発。

(「はやて」E224-1019・東京・2014年5月17日)
「はやぶさ」のかげに隠れてすっかり地味な存在となった「はやて」とE2系ですね。
新花巻駅に降り立つと、なんと釜石線のホームとは改札外で接続しているという有様。

乗り換えはあまり考慮されてなかったのですね。

そしてやってきたのは釜石行き普通列車。

(キハ100 10・新花巻・2014年5月17日)
中型気動車キハ100形の単行列車でした。

そして眼鏡橋最寄りの宮守駅に到着。

(キハ100 10・宮守・2014年5月17日)
列車交換できる駅ですが、立派な無人駅です。
宮守駅から10分程歩くと、有名な眼鏡橋に到達します。

「SL銀河」が通過する1時間前ですが、現地にはかなりの人がいました。鉄道マニアだけじゃなくて、風景写真愛好家や家族連れなども続々集まって来る感じ。
そして「SL銀河」が通過しました。

(「SL銀河」C58 239・宮守~柏木平・2014年5月17日)
ここに隣接している道の駅で昼食をとって、後続の快速「はまゆり」に乗車して遠野を目指します。

(「はまゆり」キハ111 1・宮守・2014年5月17日)
「はまゆり」の指定席は、リクライニングシートが備わっていて快適です(自由席車の一部にもリクライニングシートはあるようですが)。そして遠野駅に到着すると「SL銀河」が停車していました。

(「SL銀河」C58 239・遠野・2014年5月17日)
牽引されるのは客車ではなく気動車のキハ142形、キハ143形とキサハ144形。そのため最後尾でも前照灯がついています。

(「SL銀河」キハ143 701・遠野・2014年5月17日)
この車両、元々は客車の50系51形を改造したものなので、車体自体は結構客車チックではあります。車内は大幅に改装されました。

売店や。ギャラリー、プラネタリウムも設置され、、観光列車のムード満点になっています。
「SL銀河」は各駅での停車時間を長くとって、軸受など各部の温度点検をするなど、コンディションの管理は厳密に行なっているようです。

そういうわけで、停車する度に乗客は外に出て撮影タイムとなります。

遠野から1時間半かけて釜石に到着です。

(「SL銀河」C58 239・釜石・2014年5月17日)
通常よりも30分ぐらい所要時間が長かったのですが、意外と退屈はしませんでした。
C58はこのあとすぐターンテーブルに乗せられて方向転換し、車庫に入って行きました。ほかのSL列車ではターンテーブルの方向転換作業もイベントになっているのですが、「SL銀河」に関してはそうではないようです。

このあと、たまたま現地で知り合いに会い、彼に投宿先である遠野まで送ってもらいました。

明けて日曜日。遠野から普通列車に乗って釜石を目指します。


(キハ100 26・遠野・2014年5月18日)
昨日「SL銀河」があえいで上っていた区間も楽々走るのはさすがという感じでしょうか。

釜石線といえば有名なのがセミループ線。まぁΩカーブといった方がいいのかな。

写真右側に見える線路まで駆け下りていきます。そして釜石駅に到着。
釜石ではC58が給炭して準備中でした。

(C58 239・釜石・2014年5月18日)
この機関庫は今回新築されたそうです。

C58はこのあと構内を行ったり来たり。

(C58 239・釜石・2014年5月18日)
そして客車ならぬ気動車に連結されます。

(「SL銀河」C58 239・2014年5月18日)
定刻通り発車した「SL銀河」。序盤からかなりの上り坂が続きます。実はここで役立つのが気動車だったりします。実はこの気動車は上り坂でC58をサポートする補機の役割があるのです。というわけで気動車には運転士が乗務していて、上り勾配ではマスコンを操作して気動車を運転し、C58を押し上げるわけです。

機関車を客車(ここでは気動車ですが)が押し上げるというのは、まるで鉄道模型みたいですね。でも、今までのSL列車では凸型のディーゼル機関車が補機をして雰囲気を損なっていたことを考えると、このアイディアはナイスだなと思いました。なにしろ見た目はSLが客車を引っ張っているように見えますからね。
たしかにディーゼルエンジンのサウンドが聞こえますが、12系や14系はディーゼル発電セットを積んでいますので、やっぱりディーゼルエンジンのサウンドはします。
ちなみにブレーキはC58で操作するので、気動車のブレーキハンドルは抜き取り状態になっています。

遠野駅では、一旦C58を切り離して整備をしていました。

(遠野・2014年5月18日)
整備終了後再び気動車に連結して、出発準備完了。後半のルートに臨みます。

(「SL銀河」C58 239・遠野・2014年5月18日)
トータルだと4時間半という長旅なのですが、意外と時間を感じさせなかったのが不思議でした。

(「SL銀河」C58 239・土沢・2014年5月18日)
うん、結構面白かった!