【京王れーるランドの保存車】(その1) デハ2410形 | はやこま すていしょん!

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更新頻度は遅めですが、日々の出来事や趣味的なことを書いていこうかなと思っています。若干鉄分は濃い目の予定(笑

京王帝都電鉄デハ2410形の前身は1940年に製造された京王電軌軌道400形。400形は京王電軌軌道史上初の制御車でした。
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(デハ2410・京王れーるランド・2013年10月26日)
400形は1942年に電装されるとともに両運転台化されました。
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(デハ2410・京王れーるランド・2013年10月26日)
台車は釣り合いバネ式の日本車輛D-14形。
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(デハ2410・京王れーるランド・2013年10月26日)
ちなみに保存車の主電動機は撤去されています。

車内は3扉ロングシートです。
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(デハ2410・京王れーるランド・2013年10月26日)
3扉車は京王電軌軌道501形に続く2例目だったそうです。

第2次世界大戦中の1944年、京王電軌軌道は東京急行電鉄に合併され、の際に400形は2400形に形式を変更しています。終戦後京王程度電鉄に独立。その後片運転台化されました。
広幅貫通路を備えたデハ2410形は1963年の昇圧時も廃車を免れ、デハ222形として活躍。1969年に廃車されました。
廃車後桜上水工場で修復されたデハ2410形は多摩動物公園駅で保存されていましたが、京王電鉄平山研修センターに移設の後、京王れーるパークに戻って来ました。
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(デハ2410・京王れーるランド・2013年10月26日)
歴代京王車両と共に保存されることになったデハ2410形。最古参として末永く保存してもらいたいものですね。